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ホニャララLIVE #016 水野祐(弁護士)

ホニャララLIVEという一連の企画は、強いて言語化するならば、あらゆる専門家との対話を通じて、自分たちの知恵となる気づきを得るようなことを目的としている。

僕にとってはこれは「大人の遊び」と呼ぶにふさわしいもので、話を聞くことや文字を読むことで、何らかの情報を得るだけではなく、それを自分の言葉に編集し、アウトプットすることに意味がある。ライブ中に僕はオーディエンスにはならずに、口を挟むのにはそんな狙いがある。

大人の遊びとしてのライブ配信

インプットとアウトプットの循環が「遊び」を構成していると考えている。

その意味では、毎回の話はどこに帰着するかはまるで想像できていない。遊びなのだから当然だ。タイトルが「ほにゃらら」としているのも、タイトルで自身を定義することを否定しているというわけが、水野祐さんを招いた16回目のホニャララLIVEは、まるで想定外な流れになりました。

リーガルデザインという考え方

水野さんはその著書『法のデザイン 創造性とイノベーションは法によって加速する』の中で、リーガルデザインという概念を提唱している。これは法整備ということももちろん含むが、むしろ重要なのは、一市民たる個人が行政が定めた法のもとで機械的に活動をするのではなく、自発的に自分たちでルールメイキングをしていくことだと語られている。

法律とはともすれば行動を規制する存在であり、窮屈で退屈な対象ともなり得るわけだが、水野さんはそうではなく、イノベーションを加速させるものとして、ポジティブに捉え活動をされている。

イノベーションをもたらす法律家の眼差し

とりわけ興味深いのは水野さんのスタンスだ。天秤のシンボルが示すように弁護士たるやを示しているのかもしれないが、水野さんは物事を片側から見るようなことはせず、常に全方位から、あるいは俯瞰的にものごとを観察している。法律にはグレーゾーン(余白)が多く存在し、それこそがイノベーションの可能性を包含しているというが、まさに地で行くような存在感だ。

そしてその俯瞰的な眼差しが、ここでは西洋占星術に向けられた。Yujiさんへのいくつかの質問を皮切りに、公開での水野さんの星を読み解く回になっていくのです。

そんなこともあって、今回は実はホニャララLIVEでは珍しい、Yujiさんによる西洋占星術概論のような(?)レクチャー的な話もあり、改めて「風の時代とは?」という話もあり。過去のどの回とも異なる濃密なものとなっています。

でもって、今回もたっぷり2時間おしゃべりをしています。。

私たちの法

詳しくは触れていませんが、水野さんからお話があった、明治以前の日本固有(大陸からの影響はあるだろう)の法に関する研究はとても興味深い。現在の法律は明治期に西洋から輸入されたものであり、西洋的な考えがベースになっている。それ以前にも法律(的なもの)は存在しており、それは「律令」やあるいは仏教の「法」というものに近かったという。

国家にこだわるものではないが、国民性(民族性)というようなものは確かに存在しており、それを考えると、上記の研究は非常に価値を帯びてくるだろう。それは考古学的な観点では決してなく、私たちのためのルールメイキングという点で、重要な示唆を与えてくれる気がしてならない。誰か研究してくれないだろうか。そして話を聞いてみたいものだ。

2020年7月25日


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