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ホニャララLIVE #027 たちばなやすひと(ドラマプロデューサー)

ホニャララ会議の頃に出てくださっている

ホニャララLIVEは2020年の4月に始まりましたが、その前身ともいえる企画が2019年に始まっています。ホニャララ会議と言う名前のもので、たちばなさんはその黎明期にご出演いただいた方です。当時のものがこちら↓。

現在のホニャララLIVEに繋がる「やりたかったこと」がここには詰まっているのですが、初期の実験的な印象は拭いきれません。それでもお付き合いくださったたちばなさんには改めてお礼を申し上げます。

ストーリーとは何か?

2度目となるご出演でたちばなさんとお話したのは、「ストーリー」と言う大きな括りでのお話となりました。これはたちばなさんの本業とも言えます。

2020年。人類は世界が同時に外出を控えると言う出来事を体験します。テレビドラマの制作の現場は当然ストップされてしまったわけですが、その中でたちばなさんが考えたことは、ストーリーやシナリオを構成する技術があれば、その不安な時間を乗り越えられるのではないか?と言うものだったそうです。

不安を取り払うストーリーライティング

AI研究者の三宅陽一郎さんのお話を紹介してくださっていますが、不安と言うものは脳のリソースを結構消費するそうで、故にストレスが生まれるのだそうです。であれば、不安の原因となるストーリーを先読みして全て想定しておけば、不安は解消されるのではないだろうか?と言うのがたちばなさんの考えです。2020年の不安定さを乗り越えるストーリー構成力とはそう言ったものです。

そこから、ストーリーとは何か?感動の正体はなんなのか?と言うことについて、たちばなさんのお考えをたっぷりと隠すことなくお話してくださっています。詳細は観ていただきたいのですが、「ストーリーとは変化である」と言う発言はとても印象的でした。

たちばなさん的 yuji論

後半、僕はあえてたちばなさんにyujiさんの印象を尋ねています(1:04:02あたり)。前回のご出演の時もそうだったのですが、極めてロジカルにかつ分析的な視点を持つたちばなさんから、超感覚的なyujiさんがどう見えているのかと言うことに僕はとっても興味があります。(yujiさんはちなみに論理的な思考も持っていらっしゃるので誤解のないよう…)

前回のご出演の際には、「インスピレーション」と言う話題の中で、yujiさんはそれを「上から降りてくるもの」と定義されています。まぁ、そうだよね。脳研究者の池谷裕二さんは、ご著書である『脳には妙なクセがある』の中で、

ひらめきを「知的な推論」、直感を「動物的な勘」

と説明しています。yujiさんはこれで言うと後者が抜きん出ているといえるのかもしれません。

たちばなさんとyujiさんは相反する論理を展開しているのではないと言うところもポイントの一つかな。異なる見解を持っているとしても、それを尊敬の念を込めた眼差しで観察と考察をすることができる方たちです。

ホニャララ的なんて言葉も生まれました。

たくさんの場でストーリー論を語られているたちばなさんですが、「ホニャララ的本邦初公開」の仮説も論じてくださっています。唐突に、何度も「ホニャララ的」と言う言葉を使ってらっしゃるたちばなさん。「ホニャララ的」と言う言葉が登場したのもこの時です。長いですがみ始めるとおそらくあっという間。お仕事始めのおともによろしければ。

2020年10月24日


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