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ヴィランフェス2023まであと10日

6月1日から始まるヴィランフェスまであと10日となりました。
第一報についてはこちら
PetWORKs公式のお知らせ以降、まだフェス詳細ページの公開前でもあり、衣装をよくお見せするのはもう少し焦らすとして、制作にあたってのイメージや設定についてお話しします。
*ヴィランフェスでは〈KABA × oojan〉からは衣装セットのみの販売です。

まず大前提にあるのは、KABAさんoojanさんが参加するのなら「コラボにしよう」ということ。
それぞれが別々に作るならいつものドールイベントと変わらないので、せっかくの機会をいただけるのだから普段できないことをしよう、というのが一致した意見でした。これは去年のカスタムフェスから変わりません。

そこからテーマの「ヴィラン」のイメージを突き合わせ(私も思いつきをあれこれぶん投げては却下され)、方向性を定めていきました。
他の作家さんからはリアルクローズが多いのではないか、それならファンタジー系に寄せて展示作品のバリエーションが広がった方が面白いのではないか。
そして、革使いのプロであるKABAさんと、「銀貨の誓い」などボークスの衣装も手がけてきたoojanさんの、各々の得意分野を活かそうと試行錯誤を重ねて出来たのが今回のセットです。

試しに揃えた資材や大量の試作たちの屍を越えて行く…わけですが、それらがいつかまた形を変えて芽吹くこともあったりなかったり


当初コアとなるイメージはヴァンパイア寄り? …でしたが、途中からなんとなく? 悪魔方向に寄った感じ?
実はそこのところは最初から特にハッキリさせていないのです。
彼らは何者なのか。
ヴァンパイアかもしれないし、悪魔かもしれないし、本当はただの人間なのかもしれません。
そこは実際にこの服を着るドールのオーナー様に委ねるところです。
しかし、衣装のイメージを伝える展示モデルを作るにあたって、私にはある程度の設定が必要でした。

設定のイメージを決定づけたのはoojanさんの一言
「腕を黒く塗ったらどうかな?」
初期テストではトライバル風のペイントをしていましたが、展示モデルは次第に黒化していく腕をイメージしました。
たぶん展示では見えないと思いますが、エイトの左腕は少しずつ黒に染まっていっています。


闇に染まりつつあるけれど、まだ完全には染まりきっていない、そんなエイトの二つ名を「亡国のエイト」としてメイクしました。
国を滅ぼされ、魂を売った亡国の王子です。

となれば、ナインはやはりメフィスト役でしょう。
絶望の底にいたエイトの耳に、そっと取引を吹き込む誘惑者。
エイトの望みを叶える代わりにその魂を貰い受ける契約をした者、二つ名は「約定のナイン」。
彼にとっては簡単な契約、のはずでした。
しかしまだエイトの魂はナインの手に堕ちていないようです。

──そんな設定を考えながらモデルのヘアメイクをしました。
衣装と合わせて楽しんでいただけたら嬉しいです。

追記
note更新をTwitter・Instagramにお知らせする際、ナインの写真を間違えて違うの貼っちゃったので、ここにもそれ貼っておきます…。オッチョコチョイ

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