見出し画像

バカは死んでも治らない

 朝起きたあとにあまりやる気が出ないとダラダラしてしまうのもよくないと、少しの期間、起床したらすぐに着替えて車で近くのセコマに行くことにしてみることにしていた。朝はだいたい6時すぎくらいに起きて、それから一切メールやネットのチェックはせず、身支度をして車に乗ってコンビニに行き、飲み物を買って飲む。それで結構目が覚めるので、その後の仕事や活動にスムーズに移れる。早朝の爽やかさで気分も上々になる。

 というわけでいい習慣かと思っていたのだが、今はもう朝に車を運転したくないしするべきでもないと思っている。函館は緯度が高いため、日の出や日の入りの時刻には太陽光が浅い角度で目に入り、建物や車のガラスや鏡などの反射もあり、方角によっては空が明るいにもかかわらず非常に視界が悪くなる。

 しかしバカな運転手たちは、早朝で車や歩行者が少なく、また空も明るいので、自分は良く見えているとの勘違いも甚だしく、日中以上にスピードを出して、信号が赤に変わっても突っ切っていったりする。連中にとっては、自分の目に見えているところに車や歩行者がいなければ存在しないも同然で、死角や光の関係で見えていないところから飛び出てくる可能性など微塵も考慮できない。バカとはまさに、こういう自分が見えている範囲しか意識にない連中のことを言う。

 バカに巻き込まれて事故るのは心底あほくさいとしか思えないので、朝に車を運転することはやめることにした。起きたら歩いて飲み物でも買いに行くのをルーティンにすればよい。1年以上車に乗る生活を経験してきたが、やっぱり私にとって車は単なる移動手段・運搬手段であって、そこで無用なストレスを抱えるようなことは心底馬鹿らしい。はやく自動運転が当たり前になってほしいと思う。夕方暗いのに無灯火のハチロクとか、車に大枚はたいているわりに運転のノウハウが皆無なやつを見たりするのももううんざりだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?