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経済と社会の崩壊は、こんなふうに進んで行くと実体験させられる日々

 私は何台かパソコンを使用しているが、そのうちの一番古い2017年製のiMacがある。これを何を思ったか、うっかり最新のOSにバージョンアップしてしまってから、まともに動かなくなってしまった。そもそも起動するまでに時間がかかるし、起動してもFinderが開かない、ファイルが開かない、アプリケーションの立ち上がりが遅い。

 セーフブートや、重たいファイルの削除、いらないアプリケーションの削除など、諸々の対策を実行したが、それでも遅い動作に変わりはない。ファイル一つまともに開かない、というかそもそも起動もクソ遅いのだからどうしようもない。今日一日ほとんどそれに対応するストレスと時間で、苛立ちしかない。この記事やその他の仕事は、もう一台のMacBookProで処理している。私はそういう感じで対処できるが、ふつうの人はパソコンは1台しかないか、最近ではパソコンすら持っていない人も多い。これもスマホに誘導しようという工作の一環なのかもしれない。

 アップルは完全に、計画的陳腐化によってまだ使えるハードを、OSをいじることで使えなくしてしまって新しいのを買わせようとする商売をする会社になってしまった。

 もちろん、新しいのを買わない貧乏なおまえが悪いとか、自力でなんとかいい感じにできないほどパソコンに疎いおまえが悪い、というような話になるのだろう。

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 最近では金を出してもまともなサービスや対応を受けられることが少なくなってきた。

 2021年10月7日に下記の動画を投稿したころ、いやそれ以前から、こういう傾向はずっと続いてきたのだが、最近はとくにひどくなっている。インフレというのはたんなる物価上昇ではなく、貨幣の購買力が損なわれることだというのが実感としてよくわかる。わかったところで何もうれしくないのだが。

 外食チェーンでのいたずら動画による炎上も増えているし、日々社会や経済が崩壊していっているというさまを見せつけられている(むろん、あれはあれで、あれだけ騒ぐからにはそれなりの意図もあるわけだが。飲食店に入る際の個人認証とか、ロボット配膳とか、消毒の徹底とか、そういう方向に話を持って行くためだろ?バカバカしい限りだ)。

 社会の常識やモノの考え方、制度設計の大枠を変えるということ、それを庶民にもわかるように演出するには、古いモノを全部ひっくるめていったんご破算にしてしまわなきゃダメなのかもしれない。現在はその過程にあるわけだ。しかし、その過程が終わってディープステートが崩壊して、新たな支配者層に交代したからとて、庶民が自動的に幸せになるわけではない。所詮庶民は庶民として、AIとデジタルによる箱庭のなかにつながれて、脳髄に幸福の幻想を注入されるだけの家畜としての生活を与えられるだけなのかもしれない。すでにだいぶそうなっているが。


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