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novi0701
鈴蘭
君のこと、初めは「いい人なんだろうな。」
そんなくらいにしか思わなかった。
よくある、周りのあの人たちと、何も違わない綺麗な部分を見ているんだろうなと。
ある時私は何故か気分が良くて、他の人にはしないことを君にしたんだよね。
大きな鈴蘭のカラータトゥーを足に付けている写真を送った。
もちろんそれは擦ると消えるようなもの。だけど馴染みがない人から見れば、「意外と遊んでそうな女」そう見えてもおかしくなかったよね。
君は自分がなんて言ったか、覚えてる?
「足首にタトゥー入れてるんですか?」
怖いですよね、すみません。
「全然怖くないですよ!
オシャレでさりげなくセクシーでいいと思います。
鎖骨あたりのタトゥーシールもとてもいいですね!」
あぁ、この人は目に見えるものにとらわれないのか。
この人には何が見えるのだろう。
見えない私を見てくれるだろうか。
「何に」心を動かされたのだろう。
ざわめきが吹き抜けた10月4日だった。
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