LAコン!!!!!

LAコンに行ってきた。いく前は日程が近づいても全然実感がなかったのだが、AMASを観た瞬間ガッツリスイッチが入ってしまった。USアミやセレブの方々がノリノリで応援する会場で嬉しそうに踊る彼らの姿。「これは早く行かねば!本場アメリカでの活躍を応援したすぎる。とにかく早く参加せねば…!」とワクワクが止まらなかった。

10時間を超えるフライトでたどり着いたLA。ライブの前日の夕方着で、推しのぬいぐるみをひっつけたクリアバッグ をもったアーミーをたくさん見かけた。余裕があればゆんぎも観に行っていたバスケでも観に行こうかと思ったが、次の日のライブを楽しみにホテルでのんびりするのもいいかなと思い直し、ホテル直行。私は3日目と4日目(12/1,2)の参加だが、Twitterを見ると、初日の入場時の混乱がひどく、何時間も並んだあげくまだ人が入りきってないのに開演したっていう震え上がる情報や、物販が8時間並んで買えなかったみたいな話で溢れていて、本当に席につくまで安心できないんだな、、と改めて感じながら眠りについた。

翌日、バスで会場に向かった。シェアバスという仕組みを利用したのは初めてで、ちゃんと乗れるか少し不安だったが、まあ大丈夫だった。50人くらいいたが、多分アジア人は私だけで、年配のアミさんも多かった。若いアミちゃんたちはUberが多かったのかも。フロントで少し話したアミちゃんが、一緒にUber乗る?って誘ってくれたりして、話しかけたらすぐみんな話せる雰囲気。さすがオタク同士。

遠征で会場が見えた時の胸が高鳴る感じを久しぶりに味わった。SoFi Studiumは新しくできたアメフトスタジアムで、日本のスタジアムより一回りでかい。見た目もかっこいい。近くに駐車場がたくさんあり、歩いているアミやじんくんのセンイルトラックを見かけた。16時すぎについたが、会場付近は人で溢れかえっていた。紫ぽいものを身につけているアミが多く、派手かわいいカッコでお祭りのように楽しんでいた。すでに入場ゲートに並んでいる人も多いが、列が長すぎてトグロを巻いているので、もはや自分が何に並んでいるのかよくわからない。並んでいる人に聞いても本当にそのゲートの列で合ってるか不明で不安が募ったが、そうこうしているうちにサウンドチェックの音漏れが聴こえてきた。「うおおー」と昂ったが、もはや自分が無事入場できるかが気になってしまい、サウンドチェックにあまり集中はできなかった。サウンドチェックは15分くらいでさくっと終わり、自分の並んでいた列がたまたま別の新しく開いたゲートに誘導されたので、思ったよりさくっと入場できてほっと一息。パスポートとワクチン証明もちゃんとチェックされた。クリアバッグ はわりと適当で、クリアだったらいいっていう感じで中身やサイズのチェックは特になかった。

場内入ると3階席の正面に出る構造だ。ホットドッグやビール、ポップコーンなどが売っていた。ステージと客席が見渡せ、MVがガンガン流れている。ここでとうとう「本当に来てしまった!無事入れた!もうすぐ観れるんだ」っていう実感がじわじわ沸いてきてめちゃくちゃ興奮した。今日は入場列も動いていて問題なさそうという情報もあり、アメリカでも運営が日に日に改善されていくということもあるんだなと思った(失礼すぎ?)。早速席に行ってみようということで1階へ。トロッコがめちゃ近くてやばすぎる…。席に行くと、隣のアミちゃんが両隣から「Hello〜」と話しかけてくれた。ひとりはハワイからきたというアミちゃんで、推しのホログラムがひっついているアミボムをほめてくれた。ちなみに翌日の両隣は、台湾から留学中のアミちゃんと、地元かわからないがかなりワイルドに盛り上がるいかにもアメリカンなアミちゃんで、トロッコの時に一緒に推しのスローガンを持ってもらったりして楽しかった。みんな優しかった。

開演15分前くらいになると、場内の照明が落ちてきて、MVの音量が上がる。アミボムも光り出して、開演に向かって声援も盛り上がってくる。初日よりも後半の盛り上がりがすごかったと後から聞いたが、本当にすごい盛り上がっててすでにもうライブ並みに楽しい。そんな中時間ぴったりに映像が始まった。ステージに監獄のような白い柵が現れ、バックダンサーとメンバーらしき人影が見える。とうとうONが始まった。とうとう生でONを聴くのか。ONEをライビュで映画館で見た時、ライブの初ステージが無観客で画面越しになってしまったことを思い涙が止まらなかったことを思い出して、すでにぐぐっと手に力が入った。ステージ近めの1階席だったのでメンバーが普通に肉眼で見れた。表情はスクリーンを見ながらだが、細かい動きまでよく見え、本当に2年越しで観れたことにただただ心打たれていた。ライブは始まってしまうと本当にあっという間で、アンコールまで含めて一瞬の間でしかなかった。その間、メンバーの表情をなるべくたくさん観られるように、目を凝らしながら記憶に焼き付け、メンバーが何を感じているのかを私も感じ取りたいという気持ちで見つめていた。

ライブが決まった時、きっとメンバーは感動して泣いたりして祝祭的な雰囲気になるのではないか?と思ったりしていたのだが、実際に見たメンバーの表情は、もっと複雑なもので、自分の思い違いを早々に悟り始めた。それほどにコロナがもたらした傷は大きくて、1回会えたくらいでオールオッケーになるようなことではなかったのだ、と震えてしまった。この2年、見えない観客に向けて一生懸命自分を保ってきたその相手が、いよいよ目の前にいて、急にどういう顔をしていいかわからないような、ただ涙を流して「また会えたね」では簡単に言い表せない気持ち。ただ、そんな中で完璧なステージをしようと一生懸命集中しているような。2年間溜めていたものを、ここで発揮しようという強い意志。この公演ができることをかみしめて味わいたいメンバーとアーミーの浮かれつつもどこか冷静で、そこにぐっと磁場が集中しているような熱量があった。ただし、ここはLAで、彼らにとって韓国ではない。この4日間は、いまだ終わらないコロナという悪夢の中の一瞬のご褒美みたいなようなものなのかもしれない。だからこそ、最終日のmikrocosmosやメントで客席を見渡したメンバーの表情や涙は本当にきれいだった。ここにいるよ、といいながらもお互いの姿を見れなかったこの2年を思うと、今回私がバンタンを観に行ったというよりは、あのアミボムの光の中の1つとして、私の姿を見せに行くことの方が、実は私にとって意味があったのかもしれない。

また、生で聴いて彼らの見えなかった努力を感じたのは、歌も踊りもクオリティーが爆上がっていたこと。より安定感のあるパフォーマンスへと明らかに進化していた。生の客に見せる場のない状況で2年もトレーニングを続けてきた、その意志力。売れてもあぐらをかかず、自問自答しながらひたすら鍛錬を続けられるのは、やっぱり今までデビューから走り続けてきたその下積み時代の経験で鍛えられた精神力、そしてアメリカで実力で売れてやるという明確な目標があるからじゃないかと思わずにはいられない。私の大好きなアイドルはやっぱり最高だったし、アメリカで最高に輝いていたことを自分の記録として残したい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?