身の程

他人に褒められる度、謙遜が行き過ぎて「自分が優秀でないことを示さなければならない」と思ってしまう。

例えば、「頭いいね」と言われたときに「私が頭いいはずはないからテストでいい成績を取る訳にはいかない」と思うし、「試験勉強をして、いい成績を取ってしまったらどうしよう」とまで思う。これは試験勉強をしていない言い訳にもなるし、例えばの話でいう試験勉強は今のところできていない。

「いい成績を取ってしまったらどうしよう」だなんて、思い上がりにも程があるのに、もし本当にいい成績を取ってしまうと「さすがだね」「やっぱりすごいね」とさらに自分の感覚と乖離した反応をされるんだと思うと、いい成績を取りたくないと思ってしまう。

一方で、よくない成績を取った場合に、一転して失望されたり期待はずれだと思われるのかと思うと怖くなって「いい成績を取らなければいけない」とも思う。周囲から「期待していたほど頭よくないんだなこいつ」と思われることも怖くなるくらいの評価を受けてしまっていて、前にも後ろにも身動きが取れない。

身の程を知っているつもりだから自分が頭いいと思えないし、実際にわからないことも知らないこともたくさんあるから到底頭いいとは言えないのに、勝手に頭がよさそうだと思われてしまって困っている。そんなことないんですよ、と説明しても理解してもらえない。理解してもらうためにはそのギャップを埋めないといけないのに、そこを開示する途中に失望されるかもしれないことが怖くてどうすることもできない。

小さくないミスをしてようやく「あなたもそういうところがあるんだね」「安心した」「身近に感じられた」って言われるのって態度で示さないとわかってもらえないってことですか?

これってどうすればいいですか?頭がよくないから、助けてほしいときにどう助けを求めたらいいかわからない。

「助けるってどうやって?」
「わかりません」

思いつき・思い出・日記