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会社に行きたくない話
きっと、今に始まったわけではない。
それなのに、昔はこんなではなかったと感じてしまう。
あの頃は誰が上司で、誰がいて、あの子もいて、みんなで仲良かったし、不満なんてなかった。
そう思っている。
あの頃はよかったよねって今でも話す。
しかし、本当にそうだったのか?
実は過去を美化しているだけなのではないか?
最近、そう思い始めるようになった。
愚痴アカとして使用しているTwitterを読み返して。
半年前も色々な不満があった。
そういえぼ、1年前も電車で涙が出るほど通勤が苦痛な時があった。
当時は、あの人が後輩に高圧的だとか、仕事のしわ寄せがくるとか、新しい業務のプレッシャーだとか、色々なことがグチャグチャで、朝の電車でも、帰りの電車でも、涙が出るほど悔しくて、たくさんの不満があった。
それでも、今となれば辛かったよね、大変だったよね、でも、あの時こんなことがあったよね!とバカ笑いできる。
記憶なんてそんなもの。
きっと、5年経てば今のモヤモヤも、その程度の悩みなのだろう。
普段、思い出しもしない入社した年のこと。
あの時も毎日が苦痛だった。
仕事が全然覚えられなくて、間違えてばかりで、上司に、先輩に、たくさん迷惑をかけた。
仕方ないよ、もう次はできるから大丈夫、とたくさん励ましてもらった。
それでも、『自分は仕事ができない』という事実が重くのしかかり、毎日早く帰りたい、仕事を辞めたいと思って過ごしていた。
どうすれば、この生活から抜け出せるのだろう?
いつまで、この生活を続けなければならないのだろう?
どうすれば、会社を辞められるのだろう?
次の仕事は一体何をしたいのだろう?
ただただ毎日が憂鬱だっただけで、やりたいこともなく、なんとなく過ごしていた。
あの頃も辛かった。
それなのに忘れてる。
確か、あの頃出した答えは『時間が解決してくれる』だったな。
時間が経てば、それなりに仕事も経験してできるようになる。
慣れてしまえば、ずっと働いているあの人のように毎日、淡々と辛いと感じることなく過ごせるのかなと思っていた。
本当にその通りだった。
そうして、未だ同じ会社に勤めている。
時間が解決してくれたから。
まだ毎日何かしらの不満はある。
パワハラ発言をする先輩がいて、耳に入る度に嫌な気持ちになる。
会社に行きたくなくなる。
直接、嫌味を言われたり、パワハラされるわけではない。
それでも、嫌なものは嫌だ。
きっと5年経てば、この嫌な気持ちは忘れていくのだろう。
直接、言われたりするわけではないから。
結局、時間が解決してくれる。
時間は私の味方。
それと、愚痴や悩みを聞いてくれる仲間に感謝。
ただ我慢の毎日でなく、笑顔で過ごせているのはチームの仲間のおかげ。
仕事の合間に談笑して、悩みを話して、一緒に戦っている仲間。
仕事に行きたくなくても、パワハラ発言が耳に入っても、それでも嫌だと言いながら通勤できている。
きっと、環境に恵まれてるじゃんと言う人もいると思う。
それは、チーム内の仲が良いから。
結局は職場は人間関係に左右される。
人が良ければ頑張れる。
嫌な人がいたら嫌になって頑張れない。
そういうことなんだろう。
頑張らなくても良い。
自分ができることをやっていこう。