命、ギガ長ス

松尾スズキプロデュースの松尾スズキさんと安藤玉恵さんの二人芝居。大人計画では無い舞台。
効果音は吹越満さん？えーっ、
場内アナウンスの男性の声どこかで聞いたよな声と思ったら「吹越満です。えっ！と思われる方もおられるでしょうがそれは後ほど」と軽くいなされて通常の注意事項の説明あって最後に「私は効果音を担当します。例えば風の音とか、うまい棒を食べる音」会場はほんわかと笑いに包まれて暗転からのスタート。

今日も上演されてるので詳しい内容は避けるが8050問題を逆手に取った笑劇。肉体の笑いと言葉の笑いを上手に組み合わせて会場はドッカンドッカン笑うんだ。
私はその半分くらいしか笑えない。
安玉ちゃんはTVでよく見る女優さんだがこんなに豊かな演技をする人だとは勉強不足でごめんなさい。小劇場がとても似合い舞台女優の魅力か爆発。生で観ないと魅力は分からないとつくづく思う。吉田羊さんを観た時もそう思った。

二人芝居なのに4人登場する。分かるよね安玉さんの演じ分けがオモシロすぎる。松尾スズキさんは意外と変わらない。

小道具のアイデアはどこから沸くのだろう。
軽い笑いに透けて見える現代の闇。追い詰めないけど心の端っこがチリチリと痛む様な芝居。
笑いで発散出来ない。
大人計画は見たことないけど松尾スズキさんはこれで2度目かな。NHKの大人計画の番組は途中で見るのを止めちゃったけど。

肉体と言葉で現代の笑いを作る松尾スズキさんのお芝居。私はやはり想像力がないせいか笑うより痛みを強く感じる。私が求める舞台とは少し違う世界だ。

やっぱり歌舞伎とミュージカルの世界に戻ろう

#命ギガ長ス #松尾スズキ #安玉 #10ホール