暴れる猿之助さんby居酒屋なつみ

関西では放送されない『川柳居酒屋なつみ』TVerのお陰で飽きるほど見て毎回爆笑している。関西なので諦めてた方も是非ともご覧になって頂きたい。9月9日まで先週の放送を見られるので。次週のゲストも猿之助さんなのでどこまで好き放題をやらかすのか楽しみだ。
居酒屋の引き戸を開け「瀬名君、この居酒屋は私が買収した」と伊佐山部長風のオープニングに悔しそうな顔をする尾上松也君。
次の瞬間、猿之助さんは言い放つ「私、失敗しないので」宇賀ちゃん、松也君、大爆笑。
猿之助さんは「ここはテレビ朝日だよ」と涼しい顔。
テレビ東京の浮世絵特番とは全く違ういたずら小僧の顔を覗かせる。松也君の悩みを聞く真剣な顔に後輩を思う優しさを感じるのは私だけだろうか。解答は上から目線の中に愛の答えを一つ入れる。マッテイは感じてくれたかなぁ。宇賀ちゃんに二人の関係を聞かれ時の話の中だマッテイに向かって「顔をした貴方と舞台であったのはいつ以来？記憶にない」みたいな会話があったのだが、私はおぼえている。
猿之助さん初役で「恋の寝刃」万野、松也君は料理人喜助で2017年4月に共演以来舞台ではご一緒していない。
川柳も猿之助さんならではと言うか川柳に大して興味が無いのかも。名前大きめで内容適当なのだが歌舞伎役者と俳優の違いは正鵠を射てると思った。「どの役も身振り手振りで写楽顔」添削後の川柳は「迫る迫る身振り手振りで写楽顔」　違いを解説するなら猿之助さんの方が分かりやすいと思うのは身びいきか。
半沢直樹完結で中車さんとバラエティに出演する猿之助さんは立場を上手にわきまえる。後輩マッテイのレギュラー番組に出るときは偽悪的に番組を盛り上げる。浮世絵特番は品良く知性の輝きを見せる。変幻自在でつくづく賢明な人間とはこういう人の事だと思う。そしてファンでいて良かった。八月花形歌舞伎の『吉野山』も明日で歌舞伎オンデマンドでレンタル可能。猿之助八面六臂の活躍を自宅で楽しめる時代になったものだ。九月大歌舞伎の歌舞伎オンデマンドも待たれるが、今夜は「10万円で出来るかな」初出演でどんな顔を見せてはくれるのか楽しみ。
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