現職教師のOnline 英会話日記

今日お話しできたのは、フィリピンのJovan さん。

かねがね聞きたいと思っていた事を質問しました。

『どうしてフィリピンの人は英語を話すのが上手なの?』

答えは、『第2次大戦後、アメリカ人教師が大量にやってきて、学校教育を全て英語でおこなったから。いまはフィリピン人教師が教壇に立っているが、学校教育で使用される言語は全て英語。小学校から大学まで。英語で数学や、理科などの教科教育を行うので、英語のできない教師は一人もいない。』と明確でした。その上で・・・

『フィリピンは350年間スペインの統治下にあったが、スペイン人はスペイン語を教えようとしなかった。スペイン語を話すと反逆するおそれがある、と統治者たちが考えたためだ。戦後アメリカがフィリピンを支配した時、社会システムと同時に英語も我々に教えてくれた。我々はそれを歓迎した。』

目からうろこのお話でした。 スペインとアメリカの統治の仕方のちがい・・・

戦後アメリカは日本にも多くのことを教えてくれました。社会システムと同時に民主主義という考え方も。学校で使用される言語は日本語でしたけれど。Jovan曰く『日本人て日本がすきだよね。日本語のせいじゃない?アイデンティティーのよりどころとしての日本語』 そっかー!

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