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アラ古希ジイさんの人生、みんな夢の中 フィリピン編⑨ タガログ語研修成果

さて、今回は、フィリピン駐在1年半の語学成果を披露します。

Tao "Maligayang bagong Taon. Magandang gabi, Emilia. Kay tagal nating hindi nagkita."
客 「Happy New Year! 久しぶりだね。」

GRO "Etsu! Palagi akong naghihintay sa iyo. Gustung-gusto kitang makita." (GRO: Guest Relation Officer)
ホステス「ずっと待っていたのよ、会いたかったわぁ。」

Tao "Kay seksi mo, tulad ka pa rin ng dati."
客 「いつもセクシーだね。」

GRO "Ang galing mo namang mambola, bola-bola."
ホ 「まあ、お世辞がうまいのね。」

Tao "Kahit na sinong lalaki ay mabibighani sa iyo. Ikaw ang laging nasa isip ko."
客 「男だったら誰でもそう思うよ。僕の頭の中はきみのことでいっぱいだった。」

GRO "Tama na, huwag ka nang magsalita pa. Magparinig ka naman ng isang awitin."
ホ 「ストップ、そのあとは言わないで。ねえ、何か歌って?」

Tao "Wala akong tiwila sa sarili ko pagdating sa pag-awit."
客 「歌は自信ないなあ。」

GRO "Halimbawang isa pang baso?"
ホ 「じゃ、もう一杯どう?」

Tao "Higit pa rito ay hindi ko na kayang inumin. Ay naku! Gabing-gabi na pala."
客 「もうこれ以上は飲めないよ。おっと、もうこんな時間だ。」

GRO "Huwag ka munag umuwi, maaga pa naman eh!"
ホ 「まだいいじゃない?」

Tao "Mayroon akong dapat sabihin sa iyo. Huwag ka sanang mabibigla. Uuwi na ako sa aking bansa."
客 「実は話さなければいけないことがあるんだ。驚かないで。帰国することになったんだ。」

GRO "Sobra ka namang magsalita. Isa kang makasariling tao. Pero, nakahanda na ako sa mangyayari. Siguro hindi na tayo muling magkikita."
ホ 「そんな、ひどいわ。あなたって、ほんとに自分勝手ね...でもわたし、覚悟していたわ。たぶん、永遠のお別れね?」

Tao "Hindi kita malilimutan kailan man. Kahit hanggang ngayon ay mahal pa rin kita."
客 「君のことは決して忘れない。今でも君を愛している。」

GRO "Hindi pa hinog ang pag-ibig na alay mo. Naluluha ako. Pero, Hanggang sa muli, mag-ingat ka. Magpadala ka ng sulat."
ホ 「実らぬ恋だったのね。ほんと涙がでちゃう。...でも、元気でね。必ず手紙だしてね。」

Tao "Nagtungo ako rito upang magpaalam sa iyo. Salamat sa magandang alaala.  Sige! "
客 「さあ、さよならを言う時が来たようだ。ほんとに楽しい思い出をありがとう。  じゃあ!」

GRO "........"
ホ 「.......(涙、涙)」
 
以上、「フィリピン語大人の会話集」よりでした。俺がこんなに出来る訳ありません。ほんのいくつか単語を知っていたけれど、今はそれも怪しい。この内容はもちろんフィクションですが、この気持ちは特定のフィリピン人にというより、フィリピン全部に対する自分の気持ちです。
(注: ng をナンと発音する以外は、ほぼローマ字読みでOKです。)
 
フィリピン人は、料理と語学の才能は大変なものだ。(だいたいフィリピンの言語はタガログが主流ではあるが、多民族多言語で主要なものが10くらいある。マニラ周辺の人は出身地方の言語とタガログ語の両方を解する人が多い。)また英語をしゃべれる人も多い(そんな彼らが、He と She を間違えるのは、愛嬌であり、些末である)。本によると半分くらいと書いてあるが、田舎の町の老いも若きも、みんな英語がわかるように感じた(今では、フィリピンは、モノが安価なこともあり、日本人の英語留学やリモート学習のかなりの部分を担っている)。3~5歳くらいの子どもが「Hey, man! What’cha doing?」と呼びかけてくるのである。テレビも映画も、英語とタガログが半々で、もちろん字幕などない。英語の歌も完璧に上手い(聞き取れるし、発音よく歌える)。フィリピン人は、アイデンティティが希薄だ、という批判もあるが、日本人が学ぶ点は実に多い。

これだけ、という一言は、
Magandang マガンダン=美しい
これさえ覚えて、最後に日本語の「ね?」をつけ足せば、十分通じます。


今回の一首
紫草(むらさき)の にほへる妹(いも)を憎くあらば 人嬬(ひとづま)ゆゑに あれ恋ひめやも  天武天皇
 

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