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ブルボンのヴァニラって言うけど、ブルボンて何?

アンリ4世の時代からルイ16世のフランスは、ブルボン王朝と言うが、それって、ブルボンのヴァニラと関係があるの? そもそも、ブルボンって言葉、どこから来た?

ブルボンとはですね、ブルボン王朝を築いた最初の王、アンリ4世(1553-1610)の縁の土地であるオーヴェルニュ地方にあるBourbon-l’Archambaultという村の名前から来ています。ここがブルボン家の発祥の地。

アンリ4世は、ナバル王(当時バスクを含むスペインの一部はフランス人が王だった)を父に持つ人で、16世紀の王妃カトリーヌ・ド・メディシスが、プロテスタントとカトリックは仲良くしようよ、ということで、わざわざプロテスタントのアンリ4世をカトリックの自分の娘と結婚させたんです。が、これが大惨事を生むことになってしまったのですけど(サン・バルテルミーの虐殺)。しかし、めげずにアンリ4世、フランス王という立場を死守。他の嫁をめとってここにブルボン王朝を築いたんです(その前は、ヴァロワ王朝だった)。


で、大航海時代、アステカ(かの地ではショコラにヴァニラでも香りをつけていた)からカカオ同様にヨーロッパにもたらされたヴァニラは、宮廷でも人気となったが、ヴェルサイユのポタジェでは育たなかったので、植民地でブルボン王朝の名前をつけていた、インド洋に浮かぶブルボン島に、ルイ14世がヴァニラを植えさえたのである。そこから、ブルボンのヴァニラが出来上がった。

しかし、今はブルボン島とは言わない。革命時に、王朝の名前なんてやめろ!とロベスピエールか誰かが言ったのでは?で、レウニオン島に改名されたから、正式な名前はレウニオン島である。レウニオン島のヴァニラね。でも、やっぱりVanille de Bourbonが高級なイメージ?

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