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聖人の正体。パンとお菓子の聖人はもいます。

11月1日は、フランスではToussant(トゥーサン)諸聖人の日という祝日なのですが、諸聖人て? 聖人てそんなにいる?いるんですよー。聖人カレンダーと言うのがあって、年始めに藤生シェフのお店でも、福永由美子さんの素敵なイラストが描かれた聖人カレンダーを販売しますが、365日毎日聖人がいます。本当はカレンダーからはみ出るくらい聖人がいるらしいです。

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聖人なんて大昔の話のように思うけれど、最近聖人になった方がいます。マリア・テレサです。なので、今だにローマ教皇によって聖人に任命される人がいるわけです。
聖人はそれぞれ守るものがあります。私たちに近い聖人は、パンやお菓子の職人のための聖人、サン・ミッシェルやサントノレです。聖人は、徳の高い人や奇跡を起こした人がなるらしいのですが(中には聖人にして下さい運動をする人も!)例えばフランスのスペインに近いルルドに泉があって、そこの水を飲めば不治の病が治るなどの奇跡を起こすことを知らしめたもとになった女性、ベルナデッタ・スビルーと言う人がいるんですが、その人、その泉に近いところで18回聖母に会い、その近くで発見した泉の水が病に効いたということで、聖人になったんですね。19世紀のことです。私もそこの水持ち帰って飲みましたけど、未だに奇跡は起きず、、。笑。

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(私が持ち帰ったルルドの水)

今でもルルドには、パリ、ニースに次ぐホテルが立ち並び、毎日すごい数の巡礼者が世界中から訪れます。身体障害者の方多いのね。

諸聖人の日には一般の人はお墓参りに行きます。フランスも菊の花を飾りますが、お墓に鉢ごと置いちゃうんですね。

コルシカではこの日、死者のパンというレーズン入りのパンを、パリの近郊、プロヴァンでは二フレットというお菓子を食べます。

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