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アラブの置き土産

正しい呼び方は、Tourteau fromagé
トゥルトー フロマジェ
と言います。
ポワトゥー シャラント地方のチーズ菓子。
本来は、ヤギのチーズを使います。というのは、この地方で有名なチーズ、シャビシュー デュ ポワトゥーもヤギのチーズですが、ヤギは8世紀初頭、当時勢力をヨーロッパに伸ばしていたアラブのサラセン人が、ToursとPoitiers の間に攻めてきたのですが、のちにカロリング朝を開いたシャルルマーニュ大帝のおじいさん、カール マルテルがやっつけたんですね。当時は、数学、錬金術、科学となんでもアラブの方が勝っていて、戦術的にも負けないはずはなかったのですが、カールさんは頭を使って勝ったと言われています。その後、負けたサラセン人がポワチエ周辺に残り、ヤギの飼育法とチーズ作りを伝えたと言われています。

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