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文字の学び方と覚え方 私のクメール語の場合

 さて、文字を覚えるのは最初はとても面倒です。文字の構造や読み方、例外事項など覚えることが多々あるからです。

 クメール文字やタイ文字は子音文字を中心に母音記号が飾りのように付いてきます。クメール文字の場合、子音文字がさらにA子音とO子音に分かれ、その子音により母音の読み方が変わってきます。これが結構面倒。

 私の場合、どうやって勉強したかと言うと、本格的にやる前に文字については語学学校で数時間だけ教えてもらいました。発音と文字については語学学校で少しだけやるに越したことはありません。単語や文法などは自分でできる範囲なので、先生の助けが必要なところだけ学校で学んでみましょう。

 学校で文字については基本だけやりました。書き方、読み方、構造、例外だけです。それをしっかりと理解できればあとは自分で進めていけます。ちなみに、語学学校についてはいずれお話したいと思いますが、すべてにおんぶにだっこではなく、自分で勉強していってわからないところだけ、語学学校を利用するという方法が一番いいかと思います。

 それでは文字の勉強をそのあとどうしたか。
 あるタイ語習得関連のサイトに「母音や子音文字を個別に書いて練習していくのは時間がかかるし、意味がない」ような指摘がありました。そのサイトでは「単語を書いて覚えていくのが効率がいい」と主張されていましたが、クメール語の場合、母音記号を覚えるときは単語で覚えていくといいと思います。母音記号をバラバラに覚えたところであまり意味がないのです。
 しかし、子音文字についてはやはり個別に1個1個書いてまずは覚える必要があると思います。子音文字は33文字あるのですが、うち3文字はほとんど使いません。つまり、30文字を完璧に覚えればよろしく、5000個の漢字を覚えるよりはるかに簡単。この30個はひたすら書いて発音を覚えていくことに徹します。毎日やって一週間もやればだいたい覚えるものです。

(こちらは語学学校のテキストに載っている子音文字一覧。写真内の括弧内の3文字はほとんど使わない)

 しかし、どうしても(いまだに!)覚えられない文字6個あるんです。それがこちら。

 もう形が似ていて、丸の方向も同じように見え、発音が覚えられない。この6つだけは暗記カードに書き出し、裏には発音を書いて毎日のように見ていくようにしています。それでも少しサボると忘れてしまうので、また別途今度はノートに書き出して単語毎に覚えるようにしています。それでも45歳を越えてしまったせいなのか、なかなか。。。

 さらに、クメール文字には「子音の脚」というのがあります。子音の次に母音を使わずに子音を使う単語が山ほどあります。例えば、母という単語は「プダーイ」。プとダの間には母音が入らないので、クメール文字ではプの下にドが入り、母音のアが付きます。これが脚と言われる所以です。クメール文字の子音を覚える場合はこの脚文字も同時に覚えていかなければなりません。つまり、一つの子音に対して2つの文字があるということで、結構面倒。だいたい似通った字を採用してくれているものの、全然違うものもあったりするので、それはまた覚えないとなりません。。。(涙)

 ある程度文字が覚えるようになったら、今度は母音記号(母音文字ではありません)です。これはタイ語習得関連のサイトに書いてあったとおり、単語毎で覚えてしまったほうが楽かと思います。これは前述の覚えられない文字を単語で覚える際に意識的に母音記号が多く入っている単語を選んで、覚えるようにしています。
 そして、私の場合はさらに文章をまるごと覚えてしまうことにしました。それがこれです。

 こちらはテキストから文章を抜粋し、情報カードに記入。裏にはその読み方を書いて、忘れてしまった場合は見ることにしています。ここで注意しないといけないのは、日本語での意味は裏には書かないことです。単語を完璧に覚えることも一つの目的にしています。文章(できれば会話調のもの)をいくつか用意し、毎日無心で書くようにしています。無意識に書けるまで練習しないと潜在意識にまで染み込ませることができず、いちいち、この文字はどう読んだっけ、と考えてしまうからです。こういった練習をすると単語と単語の境目がわかり、違う文字で一つの文章を書けていけるという喜びにもつながります。最初は大変なのですが、その苦しみを越えれば喜びが待っています。書き写しという作業はとても効果があるのです。
 ちなみに、上の写真の内容は、「こんにちは。お元気ですか。元気です。あなたは?。。。」といった基本会話です。

 全然違う文字を読めるようになると楽しくなります。私は別段、文字オタクではないのですが、やっぱり覚えていくと世界観も変わっていくので楽しい。


 いかがでしたか。
 文字習得の勉強で困っている方がいましたら、この方法でトライしてみてください。

表紙写真:母音記号と子音文字が同じページになっているものがなかったので自分で作成。数字の文字と独立文字も追加して1ページですべてが見えるようにした。いろいろと難点はあるが、一覧で見られるようにしたのはよかったと思う。
 

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