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酸性注意報。

こんにちは。

acceのエトウリクシです。

さぁ本日はコスタリカ戦ですね!
なんかドイツに勝ってしまったもんだから勝てるような気がしてしまってますがワールドカップで勝つのはそんなに簡単じゃ無いですよね。

頑張れ日本!僕はこのブログを試合までに書き終えられるかの戦いでございますw

という事で今日のブログです。

酸性〇〇がいろいろと増えてますがそれはお客様が選ぶもんじゃ無いよねって話。

「酸熱トリートメント」「酸性パーマ」「酸性縮毛矯正」など何故か今「酸性〇〇」というワードを良く見かけるようになりました。

実際にお客様からも「酸性のやつやってみたいんですがどうですか?」みたいに言われる事がしばしばあります。

これまでだったらお客様からPhの値を指定されて施術する事なんか無かったのですが、恐らくSNS等で「酸性〇〇」が沢山出ている関係で

酸性でやるのが良い事!

みたいになっちゃってるんだろうと思います。

この現象を料理の世界で考えると少し分かりやすくなるかもしれません。

いわゆるPh値って火加減みたいな物だと思って下さい。

素材によって最適な火加減を調整するのが一流の料理人です。一方でマニュアル通りに決まった温度で料理するのはバイトの仕事です。

つまり素材が違えば火加減は変わる。髪ややりたい仕上がりが違えば適正なPh値は変わってくる訳です。

それをお客様がメニューとして選んで貰うのはちょいと無責任って気がしませんか?

トリートメントだろうがパーマだろうが縮毛矯正だろうがお客様それぞれの状態を見極めてどういう薬剤でどういう施術をするかを決めるのが美容師の仕事だと思います。

その根本的に大切な所をメニューとしてお客様が選ぶのはちょいと無責任になっちゃいますよね。

上手くいかなかったらそのメニューをお客様が選んだから。

になってしまいかねないですからね。

だからそこを選べる対象になってしまうのは若干の違和感を感じてしまいます。

例えば縮毛矯正の場合を考えるとクセを真っ直ぐ伸ばす力は

「薬剤の力+ストレートアイロンの熱力」でどのくらいクセが伸びるかが決まります。

それを薬剤の力を酸性に固定されると、もしクセが強い上に髪自体が強い場合薬剤の力が弱いのでその分火力をめちゃくちゃ高くしないといけなくなります。

髪はタンパク質(つまり肉と同じ)なので熱の火力を強くするとすぐに焦げてしまいます。

つまり、薬剤はせっかく酸性でダメージを少なくしようとしたのにクセが伸びにくいからアイロンの熱でガンガン伸ばして結果的に熱によるダメージで焦げたようなチリチリになってしまう。

みたいな事が起こる訳です。

つまるところ全てはバランスなのです。綺麗なストレートにするには「髪の状態」「使う薬剤」「熱の温度」など全てがバランスして無いとどこかでブレが生じて失敗します。

つまり酸性〇〇だから良い訳は無く、たまたまそれがハマるパターンがSNS上に溢れているだけです。本来は髪の状態によって全て変わって来る訳なので、そのメニューをお客様が選ぶのは凄く不自然という事を考えなければならないと思う訳です!

ではまたー!

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