腎盂腎炎で人生の終わりを覚悟したって話
どうも、エトウです。
何の前触れもなく40℃近い熱が出て、人生の終わりを覚悟したって話をしていきます。
風邪の症状がない
40℃近い高熱
全身の痛み
ガタガタ震えるほどの寒気
「あ、ヤバいやつだ」と思ったので、その日のうちに解熱剤をもらいに初めて受診。
翌日にコロナ、インフルの検査をして両方とも陰性。
…お医者さんも「おかしいな」とのことで念のため尿検査。
結果、腎盂腎炎(じんうじんえん)でした。
正直「あ、私コレだめかも…」と人生の終わりを覚悟しました。そのレベルでしんどかった。
腎盂腎炎は重症化すると敗血症になってしまうこともあるので、「みんなも気をつけてね」との願いを込めて経過をまとめました。
発症から回復までの経過
2月13日(火) 朝から体調不良
11日の建国記念の日は結婚9年目でもあったので、MacBookAirの不具合を見てもらいに心斎橋のAppleまで行き、少し家族で遊んできました。
翌日の振替休日はゆっくりと過ごしたのですが、平日となった火曜日の朝から体調不良。
両方の足の付け根と下腹部が痛いしだるい。耐えられなほどに…!
「生理かな?」
実は先月中旬にミレーナを入れてからはじめての生理中で、終わりかけの時期だったのでこう思っていました。
8時頃にたまらず市販の痛み止めを飲んで、子ども達を学校と幼稚園に送り出してから、いつも通り仕事を始める。
しかし、10時頃に耐えられないほどの倦怠感。
11時に37℃を超え、昼を過ぎるとあっという間に38℃を超える。…これはまずい、インフルか?コロナか?
「こりゃ、子どもら迎えに行くのは無理だな…」
預かり保育の予定を変更して、子どもたちは学校・幼稚園が終わったらすぐに帰宅させました。
17時、全身の痛みとガタガタ震える寒気に耐えられず、いつもお世話になっている内科に電話。電話診療から直接診察へ。
発熱から時間が経っていないので、明日改めてコロナとインフルの検査をするとのことで、ひとまず解熱剤だけもらって帰る。
家族にうつるといけないので、別室で横になる。しかし全身の痛みと寒気で眠れず、「うー、うー」とうなりながら朝を迎える。
2月14日(水) 尿路感染症と判明
解熱剤を飲んで37℃台まで熱を下げるも、5〜6時間後には40℃近い発熱。これを繰り返してなんとか夕方の受診を迎える。
車の中でコロナとインフルの検査を受けるも、両方とも陰性。
風邪症状が全くないのにこんなに高熱になるのはおかしいとのことで、念のため尿検査をすることに。
検査の結果、尿から白血球(WBC3+)と血液(OB3+)が出たため、尿路感染症ということで抗菌薬を1週間飲むことになりました。
「薬を飲んで2〜3日しても熱が下がらない場合は入院です」
ことの重大さを知る。
この日も全身の痛みと寒気で眠れず、YouTubeの音声のみを流しながら乗り切る。ゲーム実況に救われた一夜だった。
今日はバレンタイン。子供達にチョコを渡したかったのにな…。ホワイトデーに渡そう。そう思いながら朝を迎えました。
2月15日(木) 熱が下がり始める
朝食後に解熱剤を飲んでから夕方まで37℃台後半。ここ数日と比べるとだいぶ楽に!
この日は朝からクライアントに連絡し、一旦土曜日まで納品を止めていただいた。
「だったらいいです」と契約を切られることもあり得る世界で、理解していただき人の優しさとあたたかさが沁みる。ちょっとウルッとなった。
夕方から39℃近くまで熱が出たので、再度解熱剤を飲む。
少し熱が下がったことで、全身の痛みと寒気がだいぶマシになり、夜眠れるようになった。
2月16日(金) 微熱まで下がる
昨夜解熱剤を飲んでから、再び飲むことなく1日を終える。
体が楽だ!いつも通りとまではいかないけれど、動ける!
少し全身の痛みと寒気が残るものの、いつもの生活ができるようになった。
食欲はまだないので、ゼリーと冷たいおかゆ、冷たいうどん、アイス、サイダーなどで過ごす。
明日から土日と子ども達が休みなので、念のため簡単な入院準備をしておこうと100円ショップに行った。
久しぶりの外は気持ちよかった。
2月17日(土)平熱に戻る
抗菌薬を飲み始めて2〜3日の期限を迎えた。
前日まで夜になると微熱が出ていたので、念のため電話で受診。
「尿内の細菌検査結果がまだ帰ってきてないから、次回は水曜日でOK」とのことで、無事入院を免れる。ほっ…
たぶんお医者さんは尿検査のときに詳しく説明してくれていたはずなんだけど、もうろうとしていてあまり覚えていない。
電話診療のときに、はじめて「腎盂腎炎」という言葉を聞いて驚いた。腎炎がおかしなっとったんか!
「腎臓の機能が回復するまで、しばらく微熱や体調不良が続きます」
確かに、熱が下がって全身の痛みや寒気がなくなったのに、次は食欲不振と腰の痛み、のどの乾き、むくみ、胸あたりの湿疹が気になる…。
水曜日まで様子を見て、続いているなら相談してみよう。
2月18〜20日(日〜火) 体調ほぼ戻る
日曜日からは微熱もでなくなり、1日通して平熱まで戻りました。
寒気もなくなり、だるさもマシに。食欲が少しずつ戻る。
仕事も再開し、日常が戻ってきた。
ただ、生理が終わったはずなのにトイレに行った後、トイレットペーパーには若干の血が…。
腰痛も残っていて、ちょうど腰が疲れた時にトントンと叩く位置が痛い。
ずっと痛いのではなくて、体勢を変えた時や重たいものを持った時、横になっていてふとした瞬間など時々痛む。
横になっていることが多かったから痛めたのかもしれないし、腎盂腎炎で痛いのか素人には判断がつかない。
2月21日(水) 再受診
再受診の結果、悪さをしていたのは「Streptococcus agalactiae(B郡)」でした。
ありふれた菌で、普段は悪さをするような菌ではなく、腸の中や、女性は膣に居ることもあるとのことです。(そういえば妊娠中に検査したなぁ)
念のため撮ったMRIの結果も問題なく、医師から「もう大丈夫」のお墨付きをいただいたので完治いたしました!
「あ、ヤバい」と感じたら病院に行こう
冒頭でお話ししたように、腎盂腎炎は放置してしまうと敗血症になる恐ろしい感染症です。
心当たりもなければ、風邪の症状もないのに高熱が出たら、そして「あ、ヤバい」と感じたら早急に受診しましょう。
https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/dl/tp1122-1e14.pdf
2月27日(火)より、新規のご依頼受付を再開いたしました。
大変お騒がせいたしましたが、本日よりこれまで通りご相談いただけます。
気軽にお問い合わせいただけましたら幸いです。
今後の記事作成に役立てたいと思うのでサポートいただければ幸いです