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優待目的のつなぎ売り2021年12月

■優待目的のつなぎ売り
株式投資の楽しみの一つにあげられる株主優待を、つなぎ売りで取りに行きました。

やり方は簡単です。現物株を買って、信用で売るだけです。
売りは一般信用を使います。

■優待銘柄
12月に権利付最終日を迎える180ほどの銘柄のうち、SBI証券で一般信用ができる以下の銘柄で試してみました。それぞれ100株持っていたら優待を貰えるので100株で実施します。
まれに優待権利獲得の単位が100株単位ではない銘柄があるので注意します。なお、100株からもらえるサッポロは200株の保有で2倍に増えたりします。

アウトソーシング(2427)
サッポロホールディングス(2501)
楽天グループ(4755)
すかいらーくホールディングス(3197)

出典:SBI証券
出典:SBI証券
出典:SBI証券
出典:SBI証券


■売り注文
発注は12月24日(金)の大引け後に実施しました。

SBI証券の場合信用売りの注文は株券の在庫確認のため19時を過ぎないと受け付けてもらえません
事前に楽天グループとすかいらーくホールディングスの在庫が少ないことを把握していたため、この2銘柄を先行して売り建ててみます。
19時ジャストに楽天を発注。こちらは注文が通りましたが、その直後に注文したすかいらーくは間に合わず。

続いてアウトソーシング、サッポロホールディングスの2銘柄に売り注文を入れます。いずれも成り行きで注文し、発注できました。

ちなみに優待狙いのつなぎ売りをする場合、信用は一般信用を使います。信用取引には一般信用と制度信用とがありますが、一般信用は証券会社が各々で設定している信用で、売建玉に発生する可能性がある逆日歩という手数料が掛かりません。

■買い注文
結局アウトソーシング、サッポロホールディングス、楽天グループの3銘柄の売り注文が通ったので、引き続き買い注文を入れます。

買いは成り行きでは受け付けてくれないので、執行条件を「寄成」にして注文します。

同じ銘柄に対し、売り買い同数の発注になっていることを確認して注文は終了。翌営業日の12月27日(月)の前場の寄り付きで約定して、3銘柄が売り買い同数でポジションに加わりました。

ちなみに2021年12月の権利付最終日は28日(火)なので、信用売り玉の金利が1日分余分にかかることになりますが、微々たるものなので気にせずに実施します。

■売買手数料
売買手数料については、アクティブプランを選択しているため現物については100万円までは無料。信用については200万円までは無料となります。

SBI証券のアクティブプランでは現物は100万円までは手数料無料
SBI証券のアクティブプランでは信用は200万円までは手数料無料


取引履歴を見ると、現物3取引のうち、1つの取引に1238円が。信用3取引のうち、1取引に880円の手数料がかかっているように表示されていました。
また、口座残高の表記上は信用分の880円だけかかっているように見えていました。この件についてサポートに問い合わせたところ、いずれも無料になるとのことでした。
サポートページにこの件について説明があり、初回の発注時に、一段上の手数料を拘束するようになっているようです。


○アクティブプランで手数料が無料のはずが、手数料がかかっているのはなぜですか?

SBI証券

■現渡で決済
権利付最終日の28日(火)の15時30分に権利が確定します。あとは決済すればOKとなります。現物と売建玉が同数あるので、これを現渡という注文で決済して取引は終了となります。
金利は以下の通り(7日間)
サッポロホールディングス(227,200円) 169円
楽天グループ(113,600円) 84円
アウトソーシング(164,00円) 122円

なお12月28日にアウトソーシングが決算発表の延期を発表して株価が大幅に下落。100円分のクオカードを取りに行って一時ストップ安という悲劇が発生しましたが、現物と売建玉の両方を持っていたので、株価下落による損はゼロでした。

売建玉は3万円以上のプラス
現物は3万円以上のマイナス

保有日数は3日という認識だったんですが、7日間になっていて株難しい。

優待品が届いたらまたお知らせします。

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