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#12日目 豪雨の能楽堂で雨のサーガを

おばんです!

今日の石井ゆかりの占い、乙女座は「メチャクチャ楽しくなりそう。とてもゴージャスでゆたか。何かの価値に「開眼」するような場面も。」
やって。よい土曜になるね。

とにかく盛りだくさんで長くなりそう、短く行きたいですね。

ランチ / ふくや

起きたら昼前。せっかくの土曜、焦ってお昼ご飯に繰り出すも、目星をつけていたお店が2軒連続で入れず。うーんとなっていて、あ!それならっと、行ってきました。ふくや!

念願のお店、この滞在中に絶対行くって決めていた。そして行ってみて、また絶対来るって決めました!

まさかの場所に入り口
隠れ家っぽくてどきどきしてすき

入るまで、え、ここ?こっち?あってる??いい?ってなるけど入ってしまえば素敵空間。ambient kyotoとコラボしてるんだったか、いい感じの音楽が流れてて薄暗くて、とりあえずみんな蕎麦を啜ってるこの雰囲気たまらん。夜にambient kyotoが開催するライブに行くので丁度よかったです。

入ると左側はカウンター席、右側は座敷スタイルになっています。基本メニューはお蕎麦。山形の郷土蕎麦が食べられます。壁にはおつまみや日本酒のメニューもずらりで、夜に来て座敷のほうでまったり飲む想像をしてしまいます。カウンター席に座り、見上げると巨大な提灯。かっこよすぎる。

カウンター側のようす
夜になると提灯が光る、たぶん

悩んだ末、ふくやオリジナルという「つったい鳥中華」を注文。店員のお姉さんが「つったい、鳥中華。」と繰り返すので萌えました。

ブレた
ブレた
つったい鳥中華 ¥1,000

美味しかったー!
鳥中華は蕎麦じゃなく中華麺だったので、次来たら山形のお蕎麦食べようと思います。鯖寿司も狙いたい。あとやっぱり夜におつまみ頼んで呑むもしたすぎる。

とにかくまた来たいので、誰か一緒に行きましょう。ご連絡お待ちしてます。

中間アヤカ “踊場伝説”

Ayaka Nakama / The Odoriba Legend

Kyoto Experimentのプログラムを見に、出町柳まで北上。養生団地跡地でのダンスパフォーマンスです。空き地に設営された野外舞台で1週間毎日色々なるパフォーマンス…ダンスや演劇や公開稽古など…をやる、というプログラムです。
既に月曜からやってたのですが、仕事が忙しすぎて土曜になってやっと来れました。1dayチケットにすればよかった勿体ない〜。

会場は出町柳近く養生住宅の跡地。もうない場所になるので、着くまでだいぶ迷いました。到着してみると舞台ではまだ何もやっていなかったので、とりあえず舞台下の骨組みスペースに広がる展示を見ることにしてみます。

展示スペース全体の様子、ホラー調
謎の怪談が流れるテレビ、階段・踊場とかけてる?
謎のコスメ系YouTubeが流れるウォークマン
謎の劇場の変遷に関するアルバム

うーんよくわからん、芸術は難しいですね。

怪談風のビデオの内容は、吉田山の麓にあったという伝説のダンスビデオ屋?を訪ねてゆうというもの。東山今出川をさらに東に行くというけれど、そんな駅はない…彷徨って歩くと、見たこともない劇場にたどり着くという話、、、。?。

野外舞台の様子
ドリンク販売もしてる

今日の舞台スケジュールは昼〜夕暮れ頃まで公開テクニカルリハーサル等、とのことだったので、リハが見れるかなと思って来てみたのですが、一向にリハする気配はなく…その後、1時間か2時間は舞台の前に座って始まるのを待ってたのですが、何も起こらなさすぎて、、しかも天気も悪くなって来たので、諦めて帰りました。

でもこれは…さすがに少なくとも1時間に一回は嘘でも何かあるように組まないとプログラムとして成立しないのでは…??
1週間分のチケットを買って、めっちゃ道迷いながら会場に来て、1時間以上外に座って待ち、結局何も見れずに帰る…虚しすぎるよ〜。

おやつ / LUSH LIFE

せっかく出町柳に来たので、気を取り直して大好きなジャズ喫茶LUSH LIFEへ。そこに変わらずあるってだけで嬉しいお店です。

カウンターのみの喫茶店。四角いメニューも健在で、くるくる回しながら悩む時間も楽しみです。常連らしきご夫婦と男子大学生の2人組を横目に、プリンと煎茶を頼みました。

ジャズ喫茶で煎茶て…と思いつつ、プリンととても合うので仕方ないですね。LUSH LIFEのプリンは柔らかめのタイプです。店内には古めのジャズが流れます。

今夜はライブを見に行くのでその前の腹ごしらえ。カウンターの中でおかみさんが、プリンの詰まった銀のカップをさっとガラス皿に返します。それをバーテンダーのように勢いよく振ってプリンを剥がして出し、ホイップを盛り付け。煎茶もあらかじめ器を温めて丁寧に淹れてくれます。
それをカウンター越しになんとなしに眺める時間に心が満たされます。

プリンと煎茶


ここのカウンターの様子とか、お店の狭さとかが、とてもすきで、いつかこうゆう雰囲気のお店をいつかしたいなあと思います。私が喫茶店をしたいと言う時、いつも一番に思い浮かぶお店。
HPか何かに昔の様子やお店の歴史が載っているのですが、それを見てからなんとなくファンになってしまったんです。

頻繁には来れないけど、叶わないとわかっているけど、できることならばずっと続いて欲しい場所。

Ambient Kyoto “Terry Riley”

さて京都駅のほうまで南下してきまして、ambient kyotoのプログラムの一つ、テリーライリーのライブを見に来ました!東本願寺の能楽堂での演奏、普段は立ち入りできない場所とあってテンション上がります。

夜の東本願寺を横切り、本来の入口より北側から中へ入ります。雨予報の通り小雨。受付をするとオリジナルデザインのステッカーがもらえました。靴を脱いで、さっそく会場となるお堂へと進みます。

お堂の中を進むと、途中の窓から会場の様子がチラ見え!舞台へと続く渡り廊下の向こうに観客が座る様子にわくわくが止まらない。

もうしばらく進むと能舞台の見える廊下へと出ます。舞台をぐるっと取り囲む廊下と、その廊下の前の空間に椅子が並べられ、客席仕様に!ここからライブを見れるのか…!すごい!荘厳な雰囲気に押されます。能の舞台って初めて見ました。本当に松の絵が描いてあるんやなぁ。

私はB席を購入したのでサイドの廊下からの鑑賞です。廊下前の空間は舞台に近くS席らしいのですが、庭部分?なので、なんと屋根が無い…。皆カッパを着込んでてもはやフェス状態。ライブ中なんてどんどん雨脚が強まって、土砂降りで寒い中座っていることを思うと、どっちがS席かわからなくなってました。

ライブが始まる前から流れていたアンビエント音楽のボリュームが徐々に上がり、舞台へ登場したテリーライリーと三浦麻旅子が、そのまま音楽に合わせて歌い始めます。

テリーが歌い、その後に三浦さんが続く掛け合い。旋律を真似したりしなかったり、歌声が絡んだり離れたり。しんとした能楽堂に2人の声、雨音、背景となるアンビエント音楽。ひたすらにやり取りをする声が、師と弟子のように感じられて聴き入ってしまいました。

後から↓の投稿を見て知ったのですが、このパフォーマンスはアドリブで、開演1分前にテリーが思い付きでしたことだったらしいです。ラッキーすぎる…。

演奏は2人の歌声だけのパートから、カホンやピアノを使ったパートへ。音楽にあわせて感じる世界がだんだん広がっていきます。

なんかさっきから書き方が詩的になってしまって恥ずかしいんですが、それ以外表現の仕方がわからないです。そうゆう演奏です。

2人はタブレットや機械のようなものを使って音を操ったり?とかもしていました。タッチの仕方にあわせて音程が変わるようなやつです。背景の松のライトアップが色々な色にかわったり、冒頭の素朴な雰囲気から打って変わってハイテクな雰囲気も。中盤は変拍子が続き、4拍子や3拍子に親しんで生きて来たことを一時忘れそうになります。

話変わるけど、東本願寺のこの看板シリーズじわじわ

ライブも終わる頃には雨も強まり夜も深まり、空気がしっとりとして、能楽堂の周りの木々達が普段とは違う珍しい音楽に耳を傾けているような気さえしてきます。

演奏は突如そっと終わり、終演。アンコールもなしでした。

終演後、ざーっと降る雨の音だけが残る

東本願寺の外に出ると、いかにも寺といった感じの大きな塀を前に、さっきまでこの中で演奏を見てたのか、と変な感じがしました。

ambient kyotoの展示会場がすぐ近くなので、終演後はそこで物販がありました。高すぎて誰買うねんと思ってたステッカーを買ってしまいました。テリーが分身してるみたいになってるステッカー…。

今日の京都タワーはブルー

夜ごはん / おうちごはん中島家

さて夜ご飯は、おうちごはん中島屋へ。仏光寺の東側にあるおばんざいのお店です。丁度一年前ぐらいに一度来てまた来たい来たいと思っていて、来れた!嬉しい。カウンターでおばんざいを食べると超幸せになれるお店。

ただ、事前にプリンを食べていたのでそんなにお腹すいておらず、玉丸麻婆と生麩の田楽と干物盛り合わせだけ食べて満足しました。本当はもっと色々食べたかったです、大人数で来たいな。

ちゃんと食べたし、ライブも最高で、一日中動き回ってくたくた、とてもゴージャスでゆたかな一日になりました。

でもそのはずなんやけど、身体が冷えたのかまだ満足しなかったのか、朝寝が祟ったのか、なぜか今日は帰ってもなかなか眠れなかったです。結局眠ったのは朝5時くらい…。あれー。

ではまた👋

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