やっぱり私はピアノが好き。

12月2日に一回目のピアノの試験が終わりました。
夏休み中に練習は始めていましたが、9月末から新学期が始まり、本当に大変な毎日で、去年以上に課題が多く、そして難しく、ずっとしんどい日が続きました。

ピアノの試験は大失敗。
私としては、全く満足のいかない点数となりました。
前日までのレッスンで言われたことが色々気になり、暗譜が跳びました。
2曲目はノーミスでいけたので、挽回できるかと思いましたが、思うように点は伸びなかった。

後日の講評で先生は、悪い点ではない、ソロ2曲で試験を受けたのはあなただけだし、とても難易度の高い曲で挑戦したことは素晴らしい事だ、と私の悔しさや、挫折しボロボロになった心を受け止め、励ましてくれました。

なぜかというと、点数が出た翌日、先生に、なかば八つ当たりのようなメールを私は送っていたのです。
挑戦したことを否定されたような気持になっていたし、なぜそこまで点が低いのかも納得できなかった、点が確実にとれる難易度の選曲も私はできた。でも、自分にとっての学びを選択し、難易度をかなり上げた選曲をしました。

よく考えれば、自信過剰でした。
もっと素直に音楽に向き合い、自分のテクニックに過信せず、誠実に向き合えばよかった。

でも、先生は私の悔しい気持ちや、ぐちゃぐちゃになった気持ちを受け止めてくれました。
本当に良い先生に出会えたと、心から私は思いました。

ピアノを見たくも、触りたくもない、とさえ思っていたのですが、用事があってピアノの部屋に行くと、やっぱり弾きたくなって、Bachのコラールをゆっくりゆっくり弾きました。
やっぱり私はピアノが好きなんだ。
この挫折は、私がするべき体験だったんだ、と、やっと謙虚になる事ができました。

二回目の試験は3月中旬です。
次は8曲暗譜。
これもかなり挑戦した選曲なので、そこでは頑張りたい。
そう思っています。
もう、一度失敗しているし、だから失敗を恐れず、自分と向き合って、全力を尽くしたいです。

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