幸せにならなければいけないという呪縛
はじめに私は物心ついた頃から、自分は将来幸せになることができる、自分は将来幸せになるべきであると心のどこかで漠然と思ってきた。
勉強だって運動だって特技だって、突出して自分に自信のあることはなかったと思うのだけれど、なぜか「将来幸せになれる」という自信は不思議と持っていたし、「自分は幸せになるべくして生まれてきた存在なのだ」と思っていたのだ。
理由そう思わせた大きなきっかけは恐らく障害のある弟の存在であろう。
どうしていつも家は騒がしいのか、どうして自分の教科書に落書き