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三色ボールペン読書術を20年やってきて分かったこと。


「3色ボールペン読書術」とは、赤すごく重要。青まあまあ重要。緑はなんか面白そう、気になる、感動したなど、自分の心や体が反応したところに線を引く、
と言う色分けで線を引きながら本を読んでいく読書法。
私は赤と青がすごく気にいっちゃってその本の要点をまとめるのに非常に便利でした。しかし気がついたらそちらのほうに神経が集中して緑をおろそかにしていました。

しかし緑は自分の心の反応です。
体の反応です。
個性です。

要するに、青と赤ばっかりに意識が集中していくと、いつの間にかその本の著者の思想なり主張なり言いたいことなりテーマなりを自分の中に知識として蓄えることができる。

しかし、その本から自分が感じたこと、なんか気になったこと、と言う、感性や個性が、忘れ去られていく感じになる。

消滅する隠れてしまうと言う現象が起きていることに私は気がつかなかった。

そしていつの間にか青と赤ばっかりを線引くようになり、緑が影をひそめた。

これは=自分の個性が消えていったということです。自分のアイデンティティーもおそらくなくなっていたんだと思います。

結果その10年間終わってみると、自分が何も変わっていないと言う、知識はいっぱい蓄えたけども、頭だけ。

しかもその知識を使って何か実践すると言う事はあまりやってきていなかったため、何も残らない空白の10年間になってしまったと言う恐ろしい現象を招いていた。

ただ世間的には、私からのそうした発信の仕方でいろんな反響があり、少しは喜んでいただけたと思うので、一概に悪くはなかったんですけども、ただ個人的な精神状態としては非常に空虚な感じをしております。⭐️

ですので、本を読む時は青と赤に偏らずに、緑をすごく意識して感じる読書をしていきたいなと思っています。

これからはその知識をいくらため込んでもそういうのは全部AIとかチャットGPTに聞けばわかることなので、それよりも本を読んで何を感じたか、そこから何を考えたかって言うことを書き留めていった方が、おそらく生かせる。

これからは、
本から何かを学ぶ、吸収するのはそこそこでいい。

もっと感じる読書で、楽しみながら、本を読んでいきたい。

それが、しいては、自分らしい生き方の発見につながる読書になる気がします。

敢えて、利を意識せず、自由で楽しい読書が自分生かす、そんな気がします。

以上です。

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