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何をしてきたのか、何をしているのか、何をするのか、全くよく分からない(一次帰国に当たってのとりあえずの記録)
現在、ラオスでの2か月弱の予備調査(いや、準備作業)を終えて東京に一時帰国中なのだが、帰国直後の一週間はほとんどなにもせずに過ごしていた。直接的には帰国直前に発熱してからの体調不良が理由で、食欲4割減、全身だるさに包まれた状態で寝そべって過ごしていた。
「一時帰国」なのでこちらでやるべきこともそれなりにあるのだが、今はとにかく何もしたくない。いつラオスに戻るのかも決めていない。この文章もそんな気分
ニューヨーク大学教授のアヴィタル・ロネルが院生へのハラスメントで告発された一件から
ニューヨーク大学教授のアヴィタル・ロネルが指導する院生からハラスメントで告発された一件について、
記事を読んだり、関連する情報、反応を調べたりしていると、アカデミアの世界の問題が見えてくる。
特に、周辺の一部の研究者、クィア・スタディーズの有名どころとも言える学者たちの対応が批判されている。
例えば、後に撤回、謝罪したものの、ハラスメントの告発を封じ込めるような書簡の草稿(結局送られる前にリーク
研究室の個人ページを更新しました
修士課程を卒業し、一つ区切りがつきました。
とりあえず修士論文では「性」というものへの自分としての向き合い方について、だいたい整理、提示することができたように思います。(質はともかく)やっと自分のやりたいことを、意識することができたなと思います。
自分の、そして人間の「性」というものへの分からなさが私の研究の起点になっています。その分からなさは時に不安や苦しみを伴うのかもしれませんが、研究とし
研究室の自分のページを更新しました
修士2年になりました。色々自分の研究を見つめなおし、いろいろな場面で言葉にする必要が増してきたこともあり、研究室の院生用の個人ページを更新しました。
今の私の研究関心を書きました。
https://sites.google.com/a/anthro.c.u-tokyo.ac.jp/insei/inseilist_m/omura-yusuke
繰り返し繰り返し、君たちと学んでいたい
今年は研究室の追い出しコンパの幹事として卒業生を送り出す立場で、自分が卒業する時は一切泣かなかったのに(進学して残るので、むしろ気が引き締まる思いだった)、同期の学生が軒並み卒業する今年は涙が抑えきれなかった。
名残惜しむように酒の勢いもあって色々話したけど、まだまだ話し足りず、言葉が身体の中に渦巻いたままだ。
大学院の後輩になるやつも、卒業するやつもいる。僕は今年修論を書き、博士課程進学を目
彼らと演劇をやっていた、やっているということ
先日、かつて所属していた演劇サークルの同期たちが主体となってやっている、ゴリラゴリラゴリラという奇怪な名前の付いた集団の公演打ち上げで時間を過ごしてきた。僕はもう既に演劇をやらなくなって久しいのだが、その場にいないことなど考えられない、とでもいうように僕はその打ち上げの場に収まっていた。夜通しの打ち上げを終え、なかなか来ない始発をひたすら眠気と戦いながら待つ頭には、感傷的なものはまだあまりなかった
もっとみるクィア人類学についてのメモ
去年Cultural AnthropologyでQueer Anthropologyの特集がされたが、その中のMargot Wiess(SM実践の民族誌を出している)が分析視角としての「クィア」(クィア・スタディーズ)の可能性と、人類学が持つ可能性とを架橋するような議論を展開していた。これはインドネシアのゲイについて書いたTom Boellstorffが2007年の著作で人類学とクィア・スタディー
もっとみる「カープファン」であることについて
「カープファン」であることについて
広島東洋カープ25年ぶりのセ・リーグ優勝の瞬間はタイのお好み焼き屋でのテレビ観戦で迎えた。旅行しているのにわざわざお好み焼き屋に行き、そこでタイ在住カープファンの方々とともに喜びを分かち合った。決まった瞬間は、ガッツポーズしてはじけるでもなく、よしっと一つ手をたたくのでもなく、ただただ静かに泣いた。不安でしょうがなかったのが、ふっと解き放たれたようだった。思い