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プラスチックが体内でどんな影響を及ぼすのか

向山かおりです。

プラスチックオーシャンを観てのその3です。

プラスチックが体内でどんな影響を及ぼすのか というお話です。

そうはいっても小さいプラスチックくらい人間にとっては大したことないでしょと思ってしまいがちなのですが、、。

実際はどうなのでしょうか?

映画にて

世界中26億人が海産物で生命が賄われてると言ってました。

つまりそれだけ多くの方が、海産物からのプラスチックを口にしている可能性があるということです。

インドネシアのとある海岸(かきとめ忘れました)では漁獲された魚の実に25%がプラスチックそのものを含有してるのだそうです。

怖い!!!秋刀魚食べようと思ってお腹からペットボトルのかけらが出てきたらと想像すると恐ろしくなってきました・・。

海のプラスチックゴミは分解されず細かくなっていくだけで永久に残り続けます。マイクロプラスチックと呼ばれ、微生物やプランクトンサイズになってしまい、化学物質が付着し、毒素の塊となったプラスチックは、稚魚→えび→魚に食べられていきます。

魚にプラスチックが食べられるとどうなるのでしょうか。

当然消化されません。

プラスチックに付属した毒素は魚の脂肪の部分に溜まっていきます。

魚の脂肪・・・つまりマグロでいうと赤身です。

人間が食べる部位が毒物で汚染されてしまっているというわけです。

プラスチック片ごと飲み込んだら排泄できます。

でも、マグロの赤身に入ってしまった毒素は、体に溜まってしまっていることすら気がつきません。

体内に入ったプラスチックと有害物質はどんな作用をするのかを調べてみました。

プラスチックと有害物質は、いわゆる「環境ホルモン」として人体に悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。

農林水産省の記事を見て勉強してみました。

以下引用

「ホルモン」は生体内で作られ、細胞間の情報伝達に利
用される物質です。近年、環境中に「ホルモン」に似た働
きをする物質があることが分かり、これらは「環境ホルモ
ン」と呼ばれています。「環境ホルモン」は科学的に適切な
表現では、「内分泌かく乱物質」と言います。
では、「内分泌」とは何でしょうか。
「ホルモン」はどのような働きをしているのでしょうか。
内分泌系とは生体内である細胞がホルモンを通じて他
の細胞に情報を伝え、代謝、成長、生殖などの体内の機
能を調節するシステムのことです。内分泌系が働いてい
るので、生体は環境の変化に対応して、体内の状態を調
節できます。
例えば、体外の気温が下がった時でも、内分泌系が働く
ことにより、体温は一定に保たれるのです。
ホルモンは人や動物の体内において、ある決まった器
官で合成・分泌される情報伝達物質のことです。ホルモン
は血流にのって全身に運ばれますが、特定の細胞のみ
に作用します。
ホルモンは主に、視床下部、下垂体、副腎、甲状腺、上
皮小体、精巣、卵巣、すい臓などで作られた後、血中に放
出され、全身へ運ばれます。
ホルモンは特定の細胞に届くと、細胞にある受容体に作
用し、細胞に生物学的な反応を起こします。
例えば、ホルモンの一種であるインスリンは、食事後に
血糖値が上昇すると、すい臓から分泌され、血中へ放出
されます。血流にのって全身に運ばれ、筋肉にたどり着い
たインスリンは筋肉細胞の受容体に作用し、筋肉細胞に
よる血中のブドウ糖に作用します。
現在、内分泌かく乱作用、すなわちホルモン類似
の作用を有する物質として、医薬品の合成ホルモン
剤やDDT等の殺虫剤、ダイオキシン類があげられて
います。これらの物質がどの程度有害な内分泌かく
乱作用をもつかを評価するための試験法を、いろい
ろな機関で開発中です。
内分泌かく乱作用を有することが疑われているビ
スフェノールAについては、多くの動物実験で脳、前
立腺、乳腺や動物の行動などに影響を与えることが
報告されています。最近、毒性を評価するアメリカの
機関はビスフェノールAがヒトへ影響する可能性があ
るという評価をしました。

つまり、

プラスチックが、巡り巡って、

人間の脳機能や生体機能や生殖機能を低下させる恐れがあるということです。

知らぬまに、、、というのがとても恐ろしいですよね。

引用:農林水産省https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/training/pdf/081225b.pdf

次回は現在の陸のゴミ問題について書きたいと思います。



陸のプラスチックゴミの問題は別途次回記載したいと思います。

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