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アニメ「平家物語」を観た!

何だかここの所、イマイチ気分が乗らず投稿をさぼってしまった。
とはいえ、誰に言われて書いているわけでもないのでさぼっているというのは、あくまで自分自身の気持ちの中のことではあるが。

以前にも何度か歴史ネタは投稿しているのだが、現在アニメ平家物語を観ている。
それで感想なのだが、これが素晴らしい!
映像、音楽、声優陣、そしてシナリオとどれをとっても一流と感じる。
何というかこう、良質の動く絵本を観ているというかなんとうか。

平家物語といえば、言わずと知れた平安時代末期の平一族の盛衰を描いた物語で、琵琶法師という謎の坊さんが口で語り伝えたと言われているようだ。
自身も若いころ、吉川英治の作品を読んだことがある程度なのだが。
今回の物語は古川日出男さんという方の現代語訳らしく、私はまだ読んでいない。ぜひ読んでみようと思う。

アニメの方はネットフリックスで、今のところまだ6話というところだが、源頼朝が挙兵し、いよいよ不穏な空気になってきているところ。
前半の主役は平清盛の息子で家督を継いだ平重盛とその3人の息子、娘の徳子、そこに居ついた平家に父親を殺された、びわ、という謎の女の子を中心に描かれる。
その、びわという女の子の右目は未来が見え、反対に平重盛の左目は死人が見えるという、ファンタジー要素も組み入れられている。
とは言え、二人とも見えるだけで、現在にも未来にも特に影響を与えることができない。

その、びわという女の子が後の琵琶法師であり、共に過ごした平一族の物語を語り伝えていくという流れとなっている。
既に、物語のキーパーソンである平重盛は亡くなり、前回で平敦盛も登場し、臆病な平維盛は頼朝との戦いで敗走、平徳子も非常に不安な状態になっている。そろそろ源義経や静御前などの面々も登場し、今後は壇ノ浦に向かっていくことになるのだろうが、誰もが知っている結末をどのように描いていくのか興味が尽きない。。。

ただ、映像や物語以外にも、個人的に激しく感動している部分がある。
それは、琵琶歌の部分だ。毎回、平家物語の琵琶歌が部分的に入るのだが、それが素晴らしい。
私はてっきりプロがその部分を演じていると思い込んでいたのだが、そうではなく、びわ役の声優 悠木碧さんが演じているとのこと。
いやはや声優さんってホントにすごい!
もう完全にプロの琵琶歌やん、って思える。もちろんプロの琵琶歌を聴いたことはないのだが。
今回の作品で、琵琶歌ってものにも興味を持てたし、一度聞いてみよう。ライブとかもあるのかな。

何にせよ、本当に素晴らしい作品。

これも前に書いたのだが、どうにもこの国の映像関係者は鎌倉末期から室町中期までを避けているようにしか思えず、今回もさらに遡って平安時代か、とも思う。
とは言え平安時代は雅でもあり、やはり美しく画になる。
また、今回の大河ドラマも平安末期、鎌倉初期で北条義時と政子が主役というのも面白いとは思う。
承久の乱という天皇家が絡む歴史的出来事もあり、これもどう描かれるか楽しみではある。
なんだかんだで見れていないのだが。

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