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レベル4 16時間断食(オートファジー)

16時間断食とは、16時間ファスティングとも呼ばれているもので、最後の食事から16時間の間、水以外を口に入れないというものです。

1日24時間のうち16時間は何も食べない「空腹の時間」を作る事が大切なんですね。

1日3食しっかり食べているあなたの声が聞こえてきますよ。

「そんなの絶対無理だわー!」

「頑張らない健康メソッドじゃないの?めっちゃ頑張らなアカンやん!」

これ、僕もそうですし、周りの人もそうなのですが、

やってみたら意外と苦じゃないんです。

まずは、何故16時間の空腹が良いのかをご説明します。

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日本人が13食になった背景
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実は「現代人の1日3食」はそもそもが食べ過ぎなんです。

長い人類史において「1日3食」は一部の時代の王朝や貴族などを除いてはほとんど見られず、定着したのはここ数百年程度の事です。
※キリスト教の7つの大罪の一つとして「大食」があげられています。

日本でも江戸時代中期までは多くても1日2食が普通だったそうです。

では何故、日本で1日3食の食習慣になったのか?諸説あるのですが、僕が腑に落ちた説をお話しますね。

鎖国が開けた明治時代。外国から様々な物資が日本に入って来る様になりました。

当時は、政府も進んで外交しようと盛り上がっていて、逆に海外からも色んなものを日本に輸出したいという環境下にあったのでしょう。

より多くの物資を輸出するには、日本人の消費量を増やす必要がありました。

洋風の文化がステータスとなっていた時代。裕福な家ではランチやカフェをする文化が広がっていきました。

流行とは「自然発生」するものと「人為的な操作」で発生するものがありますが、この流行は消費量を上げたい目論みがあったのではないかと思われます。

こうして日本で1日3食は、ステータスとして広まってきたという説です。

しかし、先程もお伝えしましたが「1日3食は食べ過ぎ」です。

この為に現代、生活習慣病が蔓延する事態となってしまったのです。

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何故13食は食べ過ぎなのか
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今、働き方改革が進み、労働環境の改善が日本中で叫ばれています。

しかし、僕たちの「身体の中の人たち」はどうなのでしょうか?

例えば胃の中の「小さな人たち」を例に上げます。

僕らが普段している「食事」とは、食卓に並んだ料理を次々に口の中に入れて、お皿が空になると食事が終わるという事ですよね。

でも、胃の中の「小さな人たち」はそこから働きはじめています。

朝8時、朝食が胃に送られてくると

「食事が来たぞ〜!消化はじめるぞ〜!」

と、せっせと仕事を開始します。

終わるまでに大体3〜5時間かかるといわれています。

「ようやく仕事が終わりそうだなぁ〜」

と思っていた13時頃、今度はお昼の食べ物が送られきます。

「うわっ!また来た〜!よし!もういっちょ頑張ろう!」

と、そこからまた、3〜5時間かけて仕事をします。

「そろそろゴールが見えてきたなぁ〜」
「あと一踏ん張りだ」

朝の8時から休憩なく10時間働き続けている胃の中の小さな人たち。

ヘトヘトになりながら終わりが見えてきた矢先の18時、晩飯の食べ物が送られてきます。

下手をすると15時のおやつや、晩飯終わりにお酒のおつまみや夜食まで送られる始末。

朝食スタートの8時から夜食終わりが24時までだとすると、夜食を消化しきるのが翌朝5時。

身体の中の小さな人たちにとっては、ノンストップで21時間の超ブラック労働が毎日強いられているのです。

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「小さな人たち」の労働環境を整えて身体の中を掃除
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空腹時間を作る

食事を摂った後にしっかり空腹時間を作る事。

その目的の一つが、身体の中の小さな人たちに「休息の時間」を作る事です。

何も食べない状態を作る事で「小さな人たち」はしっかり休憩をとる事ができます。

そして充分に休憩をとった人たちは、体力も回復し

「さぁ働くべ」となってくれます。

しかし、まだ食事が送られてこない。

そこで彼らは何をするのかというと「身体の中を掃除」し始めます。

身体の中の古くなった細胞などを綺麗に掃除しはじめて「新しい細胞」に作り変えてくれるのだそうです。

老化した細胞を作りかえ、身体の中から若返らせてくれるんです。

この機能は誰にでも備わっていて、この機能の事を「オートファジー」と呼びます。

最後に食べてから空腹時間を作り16時間経過する事がオートファジー機能を発動させるトリガーになっているのです。

元々人間に備わっている素晴らしい機能を「13食」食べる行為をしてしまっていたばかりに、現代人は使えていないんです。


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オートファジー発動の具体的な時間
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例えば19時に夕食を食べ終われば、16時間後の翌11時から食べる事ができます。

つまり、11時から19時の8時間が食べてもいい時間となります。

このスケジュールだと、朝は抜いて水分だけを摂り、お昼と晩の2食を食べても大丈夫です。

基本、何を食べても大丈夫とされていますが、しっかり噛む事(レベル1)と食べる順番(レベル2)は心がけてください。

ちなみに僕は平日は1日1食18時に夕食を食べはじめて18時30分過ぎに終わります。

そして21時過ぎならお酒を飲みながらおつまみを食べて24時頃には食事を終えています。
お酒を飲む前にも再度食物繊維を摂ってから飲むようにしています。
※寝る前の数時間は何も食べない方がよいと言われています。特に22時〜深夜2時は細胞を作り変えるゴールデンタイムと言われており、この時間は食べない方がいいです。が、現在の僕はやっちまってます(涙)

もし空腹時間を作る16時間内にどうしても食べたくなった場合、「無塩のナッツ」や「無糖のヨーグルト」などは食べたとカウントされないらしいです。

何故それがいいのかは、色々調べているのですが、今のところ、わかっていません。わかる人がいたら教えてください。

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