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レベル2 食べる順番に注意する

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お腹が空いている時のいきなり食べたらダメなもの
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空腹からの食事。好きな物から食べたい気持ちになりますよね。

でも、食べる順番はとても大切なんです。


ここで皆さんに質問です。


からあげ弁当があるとします。

内容は
からあげ、ご飯、サラダ、豆の煮物

が入ったお弁当です。

あなたはまず、どれから食べていますか?

シンキングタイーム!

カッチ
カッチ
カッチ
カッチ
ポーン!


今までの僕は

ご飯→からあげ→ご飯→からあげ→ご飯→サラダ→からあげ→ご飯→豆

こんな感じでした。

でも、おすすめの順番は

サラダ→豆の煮物→からあげ→ご飯→からあげ→ご飯...の順番です。


食物繊維(きのこ、海藻、サラダなど)→植物性タンパク質(豆類など)→動物性タンパク質(魚、肉)→炭水化物(米、パン)の順番。

その理由は「血糖値スパイク」を起こさない為なんです。


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血糖値スパイク
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胃や腸で働く小さな人たちは「入ってきた食事から」消化の作業をし始めます。

ベルトコンベアで物が運ばれ、目の前にきた物から作業をしているイメージです。 

そして消化したものを次々と血液に送り、全身に栄養を送りはじめます。

ここで気をつけないといけないのが「血糖値」です。血糖値とは血糖の中を流れる糖の値です。 

空腹時にいきなり糖質が高いものが入ってくると血糖値が急上昇します。

この「血糖値の急上昇」がやっかいなんです。

通常、血液中の糖を細胞に運ぶ人(インスリン)が適正人数で働いています。通常シフトで10人だとします。

【血液中の糖=運ぶ作業員】バランスが取れている

通常シフトで機嫌良くバランスを保って働いているのですが、血糖値が急上昇する(糖の量が増える)と、急に仕事が回らなくなります。

【血液中の糖>運ぶ作業員】糖が多い

通常シフトでは回らない為、本社(すい臓)に30人の人員を要請します。

増員された人たちは血液から糖をどんどん運ぶのですが、一時的に急上昇した糖なので、やがて通常時の糖の数に戻ります。

【血液中の糖<運ぶ作業員】作業員が多い

しかし、増員された人たちは、通常時の糖の量に戻った事などおかまいなしに、どんどん血液中から糖を運んでしまいます。 

すると、血糖値が通常時よりも低下する事になってしまうんです。

つまり、「血糖値が急上昇」した後に「血糖値が急降下」する「血糖値スパイク」という現象が身体の中で起こってしまいます。 

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血糖値スパイクは人類が経験していない緊急事態
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「血糖値の急上昇、急降下」は本来、身体の中では「緊急事態」なんです。

糖質過多な経験を人類は未だかつてした事がないので「空腹時にいきなり炭水化物」などの大量の糖分を摂取する行為を毎日繰り返すと、毎日「緊急事態」となります。

緊急事態が繰り返されると身体への負担は当然大きいです。

通常シフトで「適正な場所に適正な量」の糖を運んでいるのが、急上昇して多くの糖を運ぶ事で「どこの場所にも糖が必要ない」状態になり、行き場を失った糖は「とりあえず倉庫に詰め込んでおけー!」となります。

その倉庫こそが「脂肪」なんです。

さらに「脂肪という倉庫」からも溢れたものが、内臓の外にある廊下にはみ出てしまいます。

「内臓脂肪」です。
人類が経験した事のない「緊急事態」を繰り返している結果、人類が経験した事のない「肥満だらけな世界」が出来上がってしまっているのです。

食事の後に眠たくなる経験をした事がありませんか?以前の僕は毎回眠くなっていました。

「血糖値スパイク」が起こっている事で、強い眠気や倦怠感を感じたり、イライラしやすくなったりするなどの症状がみられます。

身体の中で緊急事態が起きているかどうかを知る参考にしてみてください。

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血糖値スパイクを抑える食べる順番
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食物繊維(きのこ、海藻、サラダなど)→植物性タンパク質(豆類など)→動物性タンパク質(魚、肉)→炭水化物(米、パン)

先程のご説明の通り、空腹時に糖質を入れる事が血糖値スパイクの原因になります。

なので、空腹時からの炭水化物や砂糖を使った甘いお菓子は避けた方が良さそうです。

では空腹時、最初に何を摂るのかというと食物繊維です。

食物繊維は後に入ってくる炭水化物による血糖値上昇を緩やかにしてくれるボディーガードの役目を担ってくれるのです。

そこから、植物性タンパク質、動物性タンパク質を摂る事で、身体の中の小さな人たちに急激な労働をさせない環境を作ります。

もちろん咀嚼は忘れないでください。

しっかり咀嚼し時間をかける事で満腹中枢が正常に機能します。

最後に食べる炭水化物の頃には正常な満腹感が得られていますので、炭水化物の食べすぎの予防にもなります。

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