見出し画像

太陽の子 撮影エピソード〜2022.8.5舞台挨拶より〜

あっという間に今年も8月15日。
日本にとって大切な日。
春馬のおかげでその重みがグッと大きくなりました。

そんな大切な日なので、8/5に参加した『太陽の子 10年プロジェクト』としての舞台挨拶付き上映のレポートをしたいと思います。

この映画を10年繋いでいくという素晴らしい企画。
心から賛同して、観に行きました。

東京 渋谷のシダックスホール

舞台挨拶では皆さん、さまざまな撮影時やオフタイムのエピソードをお話しして下さいました。

そちらの印象的だったものをご紹介いたしますね。

舞台挨拶のコメント

黒崎監督:早朝撮影の前日、飲みの席で衝撃が!

翌朝3時からの撮影があるにも関わらず、黒崎監督、柳楽さん、春馬くん、有村さんは、お酒を呑んですごく楽しい時間を過ごしたそうです。
春馬くんと柳楽さんはお互いをリスペクトしている関係性で、よい緊張感もあり、柳楽さんがカンヌなどさまざまな賞を持っていて、その経歴を春馬くんも有村さんも認めていて、演技を高いレベルに上げたいというモチベーションが高かったようです。

春馬くんが酒はめちゃ詳しいし、ワインの話も(酒の席を盛り上げるように)上手かった。(うんちく君だからね♪)
せかほしを監督がいつも見ていて、アルプス地方でチーズを美味しそうに食べていたので、『チーズ大好きなんだよね?、春馬君』と聞いたら、
『いや、実はね、チーズ大嫌いなんですよ。』
『めちゃめちゃ美味そうに食べてない?あれは嘘なの?』
『ごめんなさい、あれだけはTVの嘘なんです…』
監督はめっちゃガッカリされたそうです。


舞台挨拶前の状態です

森さん・監督:かき氷の話

すごく過酷なスケジュールの1日で、修と裕之が走るシーン前に春馬くんがかき氷を食べに行きたいといったそうです。
そのときも春馬さんはせかほしでフランスに行ったときの思い出がすごく強かったみたいで、しばらくフランスに居たとのこと。
短い30分ぐらいのことだったけど、みんなが仲良くなった時間だった。


森さん:衣装合わせのとき

衣装だけでもさすかの逆三角形の体型!
上映前に展示された衣装や写真を拝見しました。衣装は渋谷HMVで展示されたものと同じです。

撮影の1ヵ月2ヶ月前にやる衣装合わせ。スタッフ
森さんは初めて3名とお会いしたそうです。

柳楽さんは、すごい自然体。いつもリラックスしていて、『俺は役者です!』という感じはないけど、只者じゃない雰囲気はある。
オーラは消してるけど柳楽くん独特の雰囲気だった。

有村さんは口数が少ないけど頭のいい方。
ベラベラしゃべらないけど空気を読みながら見てるから、ときどき監督にするどいことを言ったりするので、そういうスタンスがスタッフからも信頼されていた。

春馬さんは、ビックリするぐらいオーラがある。キラッキラッの太陽のような人。部屋に入ってきた瞬間から、スタッフ全員が鷲づかみにされたそう。
ひと言いったり、何かするだけで、空気感が全然変わってしまう。
アメリカのスタッフも彼のあり方にビックリしていて、そのぐらい印象を残す人。

黒崎監督:春馬くんのオーラの理由

演出的な感じで言うと、体の使い方や手足の使い方が独特な気がするんです。もしかしたら、日本人的でないところがあるのかもしれない。
手足が長いですしね。(さすが春馬!)それをちゃんと生かして芝居をするっていうかキャラクターに落とし込むっていうか。

例えば、修に一升瓶を持ってお酒を注ぐ。ただの所作なんだけど、それがちゃんと裕之さんという人の所作になる。その動きをどういうレンズで撮っているのかということも、当然、役者さん分かってて、これは兄貴と自分が対照的に並んでいる画の中で、手を伸ばして片手で一升瓶を注ぐときに自分のキャラの潔さとか、迷いのない所作によって、自分の思っていることの中味が伝わる。それってセリフとは全然違うレベルのことが伝わる。

それをすごく意識して、ちゃんと落とし込んでから演じている人なんじゃないかなと。そういうことに(オーラのある一挙手一投足が)繋がっているんじゃないかなと思われたようです。

衣裳やパネルの展示コーナーの入場券です。


黒崎監督:京丹後での撮影

昼間の海のシーンを撮っていた日、船で渡ったので次の船まですぐ移動でききず、太陽待ちで時間がポッカリ空き、静かな時間が流れていたんです。
そんなときに春馬くんがカメラを取り出し、いろんなものを撮っているんです。共演者の柳楽さんや有村さんの写真を撮るし、空の写真も撮るし、確か離れたところから僕のほうにもカメラを向けてくれて、パシャパシャいろんなものを撮っていた。

あの時に僕たちスタッフも含めて、あの時流れていた時間をそのカメラで何かを記録しようと思ってたのかな~と、思い出すことがあるんです。
その感覚って、三浦さんだけのことではなく、僕たちの中にすごくある感覚なんです。映画の撮影でたまたま揃ったこのメンバーが、本当に一期一会で、きっと同じメンバーで作品を撮るということは二度とないわけで、たまたまそれが京都の北のある街にお邪魔して、この時間を今すごしているっていうことが、どれだけ奇跡的なことかということを、どこかでスタッフもみんな感じながら撮影しているもんなんですよね。

だからその瞬間を、たまたま時間が空いたからパシャッて撮っておきたかったのかなと、その感覚は共有できる気がして、
もしかすると作品を創るということは、そういう瞬間を積み重ねていくことなのかもしれないって思うんですね。

そういう意味でどことなく分かるな、撮っておきたくなる気持ち、それがその瞬間瞬間がこの映画の中にもきっと降り積もって2時間の映画になっているはずで、そうなってると素敵だなと。

もう公開してから1年、撮影からは2年経っているわけですけれども、こうやって時間を置いて、その降り積もった瞬間を一緒に観てもらえるってことは、とても素敵な幸せなことだなと思ってます。
そういう時間の共有を少し感じてもらえると嬉しいなと思って、この話をしました。


参加してみて…。

こういう社会的に意義のある作品に春馬が関わってくれたこと、本当にありがたいなと思います。きっと本人も忙しい中でも精一杯演じてくれたのがよく分かる作品ですよね。

それと共に黒崎監督で本当によかったと、今回を含めこれまでのさまざまなインタビューをお聴きして感じました。
というのも、黒崎監督の役者の見方が繊細で情緒的で、俳優のことを本当に理解されているんだなと思います。特にオーラの話からの演出的な解釈、“うわぁーさすが監督、分かってるやん!”と心の中で言ってました(笑)

また、時間を写真で切り撮るお話も素敵ですよね。
春馬がアチコチで撮った写真たち、どこへ行ってしまったのでしょうか…。

今回のお話を聞いてますます、黒崎監督が演出する大河に出て欲しかった…と心から思ってしまいました。残念ですね…涙。

そして、何と言ってもチーズの件は驚きですよね。
でもね、キライとまでは思ってなかったのですが、春馬がチーズを食べたときの振る舞いでちょっと気になることがずぅーっとあったんです。

ラス☆シンで桜さんとホテルに行って、ベロベロになりながらワイン飲んでチーズ食べるとこありますよね。そのチーズを食べたあとの美味しさを表現する演技と、罪と罰の番宣でキクエがキクヨ!に出演した時、チーズを食べたあとに同じ反応するんですよね。タンパク感が~の次のチーズです。
これってホントに好きだから、そういう反応だと思ってたのに…(笑)
キライだったんだね。さすが俳優さん。
よくまぁ、チーズの海にダイブまでして頑張ったね。

太陽の子10年プロジェクト、これからも心から応援したいと思います。
今日も太陽の子のドキュメンタリー観て、皆さんの並々ならぬ想いを感じさせて頂きました。


サポートはすべて、三浦春馬さんを応援するための活動に大切に使わせて頂きます。