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19 子宮頸がん再検査

不妊治療真っ只中、私は健康診断の婦人科検診で、軽度異形成と診断。要精密検査となった。子宮頸がん検査でひっかかったのだ。軽度異形成は、引っかかる人もそれなりにいるのだとは聞いていたけど、それでも不安になる。

え????そんな、、、不妊治療が出来なくなったらどうしよう。と真っ先にかんがえた。25歳くらいの時にも、子宮頸がん検査に引っかかっていたけど、毎年健康診断で検診をしていて、異常なしだったのに。父方はがん家系なので、まさか・・・と怖くなる。

まずは、不妊治療をしてるクリニックへ相談してみたが、ここでは精密検査はやっていないと言われ、検査ができる病院を探して、市立病院へ。

おぉ、なかなかの古さ、、まじか。直近、不妊専門のクリニックと歯医者くらいしか行っていなかったので、やっぱり不妊専門のクリニックって儲かるのかな?と思ったり。

行った時期は、流産後でもあり、まだナーバスな時だった。市立病院では、婦人科と産科は分かれていないので、待合場所は妊娠マークをつけたお腹の大きな女性だらけ。あぁもうそれだけで泣きそうという状態だった。

いざ呼ばれて、内診をしたとき、びっくりした。

今まで何回も何十回(?)も、内診を受けてきたけれど、今までいちばんスムーズで、違和感がなくて、優しい。しかも器具は、人肌に温めてあるようだ。これって通常なのだろうか?今まで、婦人科のクリニックにいくつか行ったことがあったけれど、私は初めてだったのでちょっと感動した。

その後の診察では、子宮頸がんについて、軽度異形成について、など説明してもらった。私からも、不妊治療をしていること、流産したことを話した。

そしたら、またびっくりした。

「初期の流産は、あなたのせいじゃない。妊娠できる身体だってわかったってことだよ。よかったと考えてみて。次、頑張ろう。」

「仕事してるんでしょ?不妊治療で、注射とか行くのに困ってない?かかっているクリニックから指定してもらえれば、注射もするよ。安心して。」

と、言葉をかけてもらった。クリニックへの不信感が募っていたこともあって、沁みた、、、、。不妊治療って、安易なことは言えないし、期待させてもいけないんだろうけど、やっぱり不妊専門クリニックの先生は親身ではないから。

ナーバスだった心が少し軽くなったような気がした。

検査結果は異常なし。次は、3ヶ月後の経過観察となった。

先日、3ヶ月後の精密検査を実施した。その時もやっぱり内診のスムーズさを実感。

体外受精へ進んだこと、採卵が終わって、移植予定なことを話した。

「そう、そしたら、次の予約は、妊娠結果がわかって少ししたらにしとくよ。せっかく来るんだし、内診エコーできるように。ね!」

なんと。またポジティブになれた。あぁ、出産はこの先生にお願いしようかな、、とか妄想まで膨らんだ。移植やその後の妊娠判定に不安を抱えていたので、とてもありがたかった。

先生やクリニックとの出会い、相性ってあるんだぁと気付かされた。


とにかく、子宮頸がん検査、何事もありませんように。

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