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家族から「大丈夫?」と聞かれて涙が出そうになったら要注意。しんどいには意味がある。良くなるための前兆。

みなさんの今の自分の疲労レベルは、どんなものでしょうか?
私は医者ではありませんが、以下のような指標を自分の中に持っています。

  • レベル0(問題なし)

    • 毎日の疲れは夜の睡眠でリセットできている。元気。

    • 夜に自分のエネルギーの充電切れたとしても、朝100%充電できている。

  • レベル1(警告)

    • しんどい。少し無理してる。疲れを翌日に持ち越している。

    • 眠れてはいるが、朝起きても、6割~8割くらいしか充電できてない

  • レベル2(要注意)

    • レベル1の状況が数週間、継続している。辛い。

    • 土日休んでも疲れが取れない

    • よく眠れず、朝起きた時点でも充電は5割以下

    • 頭痛など肉体的な異変も出始める

  • レベル3(強制的に休養が必要)

    • 月曜の朝会社に行けない

    • パソコンの前にいても何もできない。パソコンを開けない

    • メンタル疾患の診断書をもらい、仕事の中断が必要

私は、最近2か月前にアサインされた新たなプロジェクトで少し難しい問題が発生しており、数週間前はレベル1だったのが、今レベル2に差し掛かっており、上司ともどうしたらいいか相談しながら、今対応している最中です。(自分の状況を認識できていることは悪いことではないですが、早く状況を改善させて疲労レベルをリセットしたい。。。)

自分の疲労レベルは家族からのフィードバックで客観視する

疲労レベルは、レベル0と1の間を行ったり来たりしている分には、特に問題ないのですが、仕事をちょっと頑張りすぎて自分自身の心身のケアを十分できずにいると、人間誰しもレベル1→2→3と悪化するリスクがあるため注意が必要です。

自分自身のことは客観的に見えにくいこともあるので、家族や同居人がいる方は、普段の自分の様子と少し違う点を見つけて「疲れているように見えるよ」と鏡のようにフィードバックをもらえるなら、是非それを自分の状況把握に使ってほしいなと思います。

私の場合、レベル1のときは、家族で食卓を囲んで夕飯を食べていても、ふと仕事のことを考えてしまい「ママ、顔怖い」「眉間にしわ寄ってる」
と娘から言われたり、夫からも「何そんな怖い顔して夕飯食べてんねん笑」と突っ込まれることがあります。そうるすと、オンオフ切り替えがうまくできていない証拠なので、早めに寝る、といった対処をします。

ただ、それが続いてレベル2になってくると、夕飯時に「こないだ仕事がしんどいって言ってたけど、大丈夫なん?」と夫が心配して聞いてくれたときに、「うん」と答えつつも涙が出そうになります。あまり子供たちの前で涙を見せたくないので、気持ちが落ち着くまで少しの間、寝室に鍵をかけて一人になります。あとは、ふだんあまり学校のことなどしゃべらない娘も、「今日学校で憲法のことを習ってさ~」などと面白い話をしてくれ私を気遣ってくれているようです。

また、レベル1のときは、週末に近くの自然のある場所での散歩でリフレッシュしたり、ホットヨガをすることで週末の間に回復できますが(日曜の夜や月曜朝の仕事の憂鬱感はどうしてもぬぐえませんが)、レベル2になると、土曜日はゆったりした気分で過ごせても、日曜の朝から憂鬱な気持ちになります。それでも、1日家にいても何もよくならないので、午前中に自然の中での散歩はします。

疲労レベルは、どうしてもアップダウンはあるので、みなさんも私の例を参考にして早めに自己ケアしてください。

しんどい状況が続いたら?しんどいは意味がある。良くなるための前兆

疲労レベル1や2の状況が続いたら、レベル3に行く前に休養するなどの対処をしてレベル0に少しずつ戻していくのが大事であることは言う間でもありません。

忙しい上司の相談しずらい、できない、と思う人もいるかもしれませんが、「〇〇さん、ちょっと今の私の気持ちを正直に話させてもらってもよいですか?」といってNoと言う人はいません。

「弱音を吐いているように聞こえるかもしれませんが」という枕ことばを付けて話しても良いでしょう。自分が管理職だったとしても、執行役でない限り、上司にも上司はいます。誰にも弱音を吐けない環境は、心理的安全性の高い職場とは言えません。

解決方法は見いだせていなくても、今後どうするかは一緒に考えるとして、まずは自分の状況やつらい気持ちを組織の誰かに吐露することで一人で抱え込まない、ということが負の状況を抜け出す第一歩です。

私の場合、ある上司からは「仕事なんだから、できてないことを指摘されたり辛いことがあってもがんばるのが普通なんじゃないの?」というコメントをもらったこともあり、「そもそも仕事は辛いものである」という価値観で仕事をしている人もいることは事実です。

確かに、できていないことがあっても、落ち込んでいるひまがあったらとにくかく学習して改善する、それは自分の伸びしろ、しんどさを乗り越えることが成長と思って、前向きにとらえる力を身に着けることも大切です。

一方で、しんどさが続く、深くなる状況であれば、そこがあなたがいるべき場所じゃないよ、というメッセージととらえて、違うところへ行く選択肢も心の中に持っておくことも同じように大切です。

最終的に、そこで耐えた結果ブレークスルーが起きて良い方向へ向かうのか、もしくは違う道を選ぶことで良い方向へ向かうのか、未来は誰にもわかりませんが、今のしんどさも含めた自分の感覚は、これから良くなるための前兆。自分が幸せな景色を見れるのは、キャリアのジャングルジムの横かもしれないし下かもしれない。その道は自ら動いて探求しないと、手に入りません。

自分のことを一番大事に考えてくれるのは上司でも誰でもなくて自分自身。一緒にがんばりましょう!


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