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「楽しみを先延ばしにしない」考え方~映画『チケット・トゥ・パラダイス』

今週水曜日のシネマの日は、有給を取得したので、自分へのおもてなしとして、ここ半年ほど行っていなかった映画館に行きました。(平日の午後、何してもいい自由な時間があってひとりで映画を観に行くって最高!)

今回選んだ映画は、『チケット・トゥ・パラダイス』。ジュリア・ロバーツとジョージ・クルーニーが元夫婦の役で、「ロースクール卒業式後の卒業旅行で、友人とバリに出かけた若き愛娘リリーの、現地でのスピード婚を阻止すべくバリに向かい、そこで引き起こされる家族の物語」を描いた最新映画です。

私も高校生の娘を持つ身、娘の結婚、離れていく娘、母子の絆、父子の絆、心からの祝福の言葉と別れのシーンは、自分にも重ね合わせてじーんと来ました。

好きなシーン

個人的には、夫婦と娘、婚約者みんなで飲みにいったクラブで、「この人たちの時代の曲かけてあげてー」と言われて流れた30年前のノリノリの曲に、「その動き、恥ずかしいからやめてー」と娘に引かれながらも、当時流行ったダンスを、仲悪かった二人が思いっきり楽しんで踊るシーンが痛快で笑えました。

そして、映画の中のふたりの関係が、後半になるにつれとても素敵になっていき、純粋に夫婦の将来像として、こんな風にずっと楽しみを共有しながら互いを思いやれる関係でいらるのはいいなと思いました。

楽しみを先延ばしにしない

ジュリア・ロバーツが映画の中でよく口にしている「楽しみにを先延ばしにしない」という生き方も、本当に大切です。

明日の健康が保障されている人などいないのだから、「この毎日でいいのかな、もし明日死んでも、幸せで楽しい人生だったと思えるかな」と、ときどき自分に確認してみます。

去年、転職を考えたのも、仕事の都合で楽しみを先延ばしにして諦めることが多くなったと感じたことや、この状態が2年3年続いたら死ぬときに後悔しそう、働き方を変えたい、と思ったことがきっかけでした。

まとめと、リリーの決断について

『チケット・トゥ・パラダイス』は、痛快なシーンもあり、ジーンとくるシーンもある、いい映画でした。ただ、1つ思うのは、バリ島の海で遊んでいて遭難しかけたところを、たまたま船で通りかかり助けてくれた男性に一目惚れして、アメリカで弁護士になるキャリア計画を棒に振り、現地で彼と結婚して一緒に住むとその場で意思決定したリリーだけは、「まずは一旦アメリカに戻って、自分の目指すキャリアと、恋愛・結婚を両立させる方法はないか考えた方がいいんじゃない?」と言いたいですね笑

弁護士になるためにロースクールで必死に勉強してきたのは、両親をがっかりさせないためだけでなく、自分のためでもあったはず。その場で大きな決断をしてしまわずとも、まずは2、3年キャリアを積んでから、バリで一緒に住むために退職するのか、両立の道を探るのか考えた上で決めても遅くないとは思いますが、それを言っては現実的すぎ?


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