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ダンジョン飯(アニメ)-14話

ダンジョン飯アニメ…について、適当に思ったことや感じたことなど…
ちなみに私は原作コミックを1巻から買い続けていて冒険者ガイドなどもすべて読んでいるので、その辺のネタバレが含まれていたらすいません。


カブルー

正義感が強いキャラとみなされる場合が多いようですが…実際は目的のためなら何でもするタイプのキャラで、目的が視聴者から見て「正義に見える」だけですね。

そもそも、現在日本とは全く違う倫理観で動いていますから、彼の行動がこの世界においてどの程度の悪なのか善なのか視聴者にはわからないんですよね。
警察組織がまともにあるとは思えませんし…
法律で決められているからといって守られているとは限りませんから。

この作品、この辺のさじ加減がすごく現実的なので面白いです。

死体回収屋との絡み

死体回収屋と戦闘した時点で、手を組むか、全滅させるかの2択なんですよね。
カブルー達が島主に告げ口したら回収屋は地上に戻れません。
そうすると、解放されたところで、カブルーをもう一度狙うしかないわけで、カブルーも当然それをわかっている。

回収屋の交渉

回収屋はカブルー達に3割の報酬を要求しますが…
よくあの状況でそんな要求できると思いますよね。
自分もそう思うのですが、あれは裏切らないことを示すための態度でもあるんですね。

あの場面、カブルーを襲った回収屋を見逃す代償として提案しているのですが、遺体を蘇生屋まで運んだ時点で「見逃す」という行為は終わっています。
回収屋はこの時点でカブルー達を裏切ることも可能となります。

だから、「報酬は3割でいい」→「分け前が欲しいから裏切りませんよ」ってことなんですね。

チルチャックのいう、報酬がいらないというやつは信用できないという具体例ですね。

よもやま

ここからは、14話とは関係のない、だらだらと思いついた話です。

死の軽さ

この作品、死が「軽い」とよく言われますが「近い」といったほうがよいように思います。
現在の日本では、人の死に出会うことはまれで特別なことですが、戦中、戦後辺りは、まだまだ身近存在でした。

伝聞ですが、かつては道路に遺体が転がりその横で普通に生活しているという国もありました。
たぶん、今もあります。
そういう世界では、身近な人の死は特別だけど、他者の死については日常となります。

そこまでではありませんが、ダンジョン飯は比較的死が身近に存在する世界です。
それは「蘇生」が出来るからではなく、貧困と治安によるものでしょう。

ライオスパーティ

ライオス兄弟は比較的裕福な家の出身です。
これはファリンが魔法学校に通っていたことや、回想での服装で分かります。
※ 原作だともっと具体的に親の立場が呼ばれています。

マルシルも親が宮廷魔術師と語られていますし、ナマリは元武器一切を取り仕切っていた男の娘で、シュローは、坊ちゃんと呼ばれるような立場の人間です。
チルチャックが一番謎なのですが、一般庶民程度の出自と予測されます。

つまり、冒険者の中では比較的育ちの良いものたちで構成されたパーティで、あそこではかなり浮いた存在だということが想像できます。



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