Vtuber視聴初心者が語る月ノ美兎さん

 当然ですが水たまりくらい浅い語りになると思います。

 そもそも月ノ美兎さんの動画を視聴し始めてから1週間程度しか経っていない初心者だし、Vtuberというものがどういうものかもはっきりとはわかってないからです。

 ゲーム配信が主な活動なのか、それともトークなのか歌なのか。いろいろMIXされていて、バーチャルな芸能人というのがイメージなのですが、違いますかね?新カテゴリの可能性もありますね。とにかく私にはまだふわっとしている部分が多い。

 だがしかし、おそらく私みたいな層も2割くらいを占めているのではないでしょうか。いわゆる2:6:2の法則ですね。マニアな2割、そこそこな6割、初心者2割みたいな感覚です。

 そんな初心者である私が月ノ美兎さんを語る。信じられません。起立したまま視聴するのも途中で気づいたくらいなのに。
 ま、あとで見返したら「VTuberを見始めた当初はこんなことを思っていたんだ」という回顧も含めて進めていきます。

 ということで私は数人のVtuberさんを拝見しました。おススメに出てくる人ではなく、結構ランダムに視聴したつもりです。
 結論としてはみんなそれぞれ楽しめました。私の見た範囲で苦痛だった方はいません。性格上何でもそれなりに楽しめるタイプではありますが、想像以上に皆さんエンタメに溢れていて「レベル高!」って思いました。

 個人的には「こいつやべえな」って人がいたら話のネタになったのですが、10人くらいの視聴では良い人ばかりでした。
 で、月ノ美兎さんは他のVtuberさんとどんな違いがあるのか比較しようとしましたが、「みんな違ってみんないい」状態で、難しい。ひとりひとりをもっと何本も連続て視聴したら、別の感想が出てくること間違いなしでした。

 ただ、何本か見ていくうちにわかったこともあります。見当外れな予感もしますが、「初心者としてはこう思った」記録です。

 まず、「サムネイルとタイトル」です。練られていると思います。雑談トークだったとしてもユニークなサムネイルとタイトルが付けられていることが多く、ファンでなくとも興味を引きます。いつものパターンみたいな決まったサムネイルが少ないので、次から次へと面白げに映り、連続で視聴しちゃいます。

「企画・テーマの面白さ」も外せません。納豆が嫌いな人に自分のかき混ぜた納豆なら美味しいと信じて突き進む「納凸」や、既読が付く前に取り消す「誤爆撤回チキンレース」をはじめ、動画観る前から笑ってしまう企画があり、仕事の同僚から「気持ち悪いよお前」って言われました。仕事中になんてこと言うんだよ。企画力は今のところたぶん最もわかりやすい違いだと感じました。

 次が反応です。これが一番個性的だったかもしれません。会話型の動画は多くの人がリアクション型と言えます。
「おい!」
「違うだろ!」
「すげえ!」
「わかる!」
などですね。言っていることに反応するわけです。
 月ノ美兎さんは「ちゃんと変に返す」ことが圧倒的に多かった。トマトが嫌いな他のVtuberさんが「外がシャワシャワなのに、中が急にドゥルン」みたいな表現をしたのに対して、
「一枚岩じゃない感じか」
みたいに返していて「すご!」って思いました。私なら外がシャワシャワなのに、中が急にドゥルンって台詞で笑ってまともに返せない気がします。
 私は教養と努力がないと返せない言い方だと感じます(真実はわかりませんが直感では無理なイメージです)。

 この絶妙過ぎる返しがたまらない。しかもちゃんとポイントポイントで出てくるため、途中視聴でもたぶん面白いんじゃないかな。

 最後にバランス感覚です。「普通の人であればこう考えるであろう」という基準を理解しているというのでしょうか。
「ぶっ飛んでて面白い」Vtuberさんは私が観た中では結構多かったんですが、「ぶっ飛んでないときも面白い」というのはかなり難易度が高い。ファンなら好きなんだからぶっ飛んでなくても面白いのは当然です(好きな人のつまらないギャグで女子は笑うが、好きじゃない人の超面白台詞はスルーされるやつですね)。

 そんな中、フラットな感情で視聴していても、変態的なトークテーマでなくてもちゃんと面白いのはスゴイ。トーク力があるのは基本としても、普通の感覚を持ち合わせているからできる芸当だと思います。

 16歳の女子高生ということでまだまだ人生これからだと思いますが、今度居酒屋トークなど聞かせてほしいです。

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