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VRChat のワールド探索の好きなところ

VRChat でのワールド探索は、とても楽しいですね。

この記事では、私にとっての、ワールド探索の楽しさを私なりに語ってみようと思います。

初めて夢中になったゲームや映画のような臨場感がある

初めて映画館で映画を見て感動したとき、初めてゲームに夢中になったとき。どんなメディアでも初めての体験というのは強烈なものです。

「VR特有のXXが」という話は色々感じるところもありますし、語りたいこともあるのですが、私にとって強い体験だったのは、仮想空間の世界が単純に体験の種類として新しいから、というのがかなり大きい気がしています。

小さかった頃は、今思えば、感受性豊かに、アニメや映画でも強い臨場感を感じたものです。でも、多くのコンテンツに触れる間になれてしまって、差分の情報として読み取る側面が強くなっていたのだなと、改めて知りました。

そんな中で、仮想空間に広がる景色は、初めてテレビでホラーゲームを遊んだときに感じたような強い臨場感を、この歳になっても改めて感じることができて驚きましたね。これは、かなり貴重な感覚です。

きっと、時間を経るごとに、この感動も減っていくのでしょうけど、私はまだ楽しめそうです。

いろんなジャンルの映画やゲームを楽しんできたように仮想空間の世界もいろんな表現や体験がこれからも追加されていくと思うんですよね。楽しみです。

Yayoi Starfield by 猫屋敷やよい

光る花びら舞う海に沈んだ光る都市。その周囲を静かに泳ぐクジラ。
私が最初に衝撃を受けて、好きになったワールドですね。今でも時々ぼーっとするときに使っています。かなり深い海の底に沈んでいるのに、街も、クジラもスケール感を強く感じるんですよね。
しかも、海に落ちるとその大きさを近くで確認することができる。


星降りの湖 - Lake of falling star by tiwa

空を覆う綺麗な銀河と光る花畑。遠くで傾いている不思議な塔。
ここも、VRChatを始めた序盤に入って、好きになったワールドですね。
光る花畑は、ゲームやアニメでは時々あるシーンですが、それを自分で歩けるなんて想像もしませんでしたね。しかも可愛い女の子の格好で。

Year 7777 by suiheisen

遙か未来の大都市。最高ですね。映画でもゲームでも頻繁に登場しますが、その壮大なスケール感を VR で感じて、飛び回って歩き回れる衝撃は大きいです。
今のVRChatは、同じ場所に沢山の人が集まることはできないので、自然と閑散とした巨大都市になってしまうのですが、それすらもこの都市の設定として見れば想像膨らんでとても楽しいですね。

作り手の思いを勝手に想像するのは楽しい

どれだけ考えたところで、作者の正確な思いが分かることは無いという前提はあるものの、何を考えながら作ったのか想像するのは楽しいです。

景色の外側には何が広がっているのか、その景色に至るまでにどんな物語があったのか、単純に綺麗な景色を楽しんでもらおうとしたのか、恐怖や驚きを感じてほしかったのか、単純に今までにない新しいものを見せたかったのか、友人との穏やかな時間を過ごしてもらおうとしたのか。それとも、作者自身の身近な友人を喜ばせたかったのか。

私自身もワールドを作っていて、感想を頂くことがあるのですが、作者の考えたことの外側を考えてくれているのだなと思うことが多いです。ワールドを見て楽しんで、そこに広がっている世界や物語を想像している方の話を聞くのはここでの話題とは関係のない楽しみのひとつです。

私も作者の方が考えたことと、関係のあったり、なかったりすることを考えて楽しみます。 VRChat のワールドは、中を歩きながら、気になったものを眺めながら、取り留めもなく思いを馳せることができるのも良いですね。

わすれられたかげのくに -wasureraretakagenokuni- by ポケット

絵本の中の怖い森です。小さな物語と仕掛けが用意されています。Oculus Quest に対応しているワールドで、当時はビクビクしながら、歩きまわっていました。終点にたどり着いた時の安心感から、登場人物のここでの暮らしを想像してしまいますね。


Gazing by Cornfather

空に浮かぶ水の惑星を奉るための神殿のようです。
何かを強く信仰する感覚は私には、なかなか分からない部分もありますが、空に浮かぶ水の惑星を信仰する感覚はどんなものなのか興味がわきますね。
水の惑星を信仰するのなら、この神殿のある惑星はどんな環境なのか考えるのは楽しいですね。


Twilight - 薄明 by NON_

遠くに人の気配のある空間。それでもここは静かに何かを安置するための場所のようです。安置されていたけど、今はないのか、それとも、この透明な棺の中には何か入っているのか。ささやかな謎解きとともに、この空間の存在理由を考えたくなります。

想像したことのない世界が広がっている

私は、誰かの作った、私が想像したことのない、私にとっての新しい世界を見るのが好きです。これは私がワールドを作る上でも重要になっています。

海に沈んだ光る街、電子回路のような未来の大都市、不思議な色の空に沈んだ暗い森。

新しいワールドを見るたび、「人の想像力ってどのくらい新しい世界を作れるのだろうな」とか、「これから、どんな新しい世界が作られるのだろうな」と、この先の仮想空間に広がっていく世界に期待が膨らみますね。

部屋に引きこもってヘッドセットを被っているという現実とは裏腹にその向こう側には、これからもきっと、新しくて素敵な世界が広がり続けます。

The Tower by 22B

不思議な方向に伸びる色々な塔が並ぶワールドです。この設定だけなら、小説やアニメにもありますが、それを旅をする空間として自分が歩き回れるのは、とても新鮮でした。見ていると平衡感覚が狂いそうになったり、それでも荘厳なムードを感じることができたりして、不思議な世界の旅人になれます。

LIGHTS by phi16

一見すると耳を塞ぎたくなるような土砂降りの雨だけが降っているワールドです。でも、よく見ると、雨の反射が街を表現しているんですよね。
見えない世界を見えるものから読み取る感じ、とっても面白いです。

Proxima-B by Phace

Proxima-B。地球から最も近くにある太陽系外惑星の名前のようです。この太陽系外惑星という設定なのでしょうか。不思議で不穏な音を奏でる様々な物体がたくさん点在しています。恒星間を移動した長い旅の先に行き着いた星がこの景色だったら、何を思うのでしょうね。実際はもっと岩石だらけの地味な景色なのでは?なんてつまらない疑問も出てきますが、自分が唐突に太陽系外の惑星に降り立った瞬間を想像できるのも素敵なところですね。

おわりに

VRChat の中での生活はとても刺激的で、日常的に感じていることや考えていることを書いてみたいとは思うのですが、あまりにも多くの出来事が次々と発生するので、何から書くべきか悩んでしまいますね。

今回は、一人でワールド探索をする時に私が楽しんでいるワールド探索について、素朴に楽しんでいる部分を中心に書いてみました。

これを機会にちょっとずつ VRChat やその周辺の楽しそうなことを書いてみようかなと思っています。

皆さんは何を楽しんでいますか?

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