フラメンコダンサーは何かが憑依しているのか？ 憑依系ダンス？

フラメンコを踊っているダンサーは

情熱的かつミステリアス。

まるで何かが憑依しているかのように

みえるとのこと。

実際

私も舞台に上がる本番前とか

もしくは本番を観た方に

そんな感想を頂いたことがあります。

狭めのレストラン（タブラオ）でライブをすると

お客様が近いので

「あ、今入っているね」という声を耳にしたこともあります。

お客様は私に聞こえているとは知らずにお話ししているのですが

実際「入っている」かのように見える私は

全然クールにまわりの状況は見えていたりします。

つまり

「入っている」ようにみえているだけで

「何も入ってはいない」のが真実です。（私の場合は）

何かが入っていたら、まわりの声は聞こえない気がします。

ただ踊り始めると

すごく調子良いときがあって

「入った感」 がある時があります。

正直に言うと

今までに

1回だけしかないですね。

「入った」と言っても

イタコとか卑弥呼みたいに

何かを憑依させている、ということではなくて

言葉に置き換えると

「自分の意思とは関係なくスムーズに踊れたような感覚」です。

スポーツ選手のゾーンというのに

もしかして近いかもしれませんが

ゾーンの域にはまだいってないと思います。

その状態で踊れるように

日々練習しているのだ、と私は考えています。

奇跡って起きなくて

実力以上のことはできないのですが、

いろんな事が調子が良いと

すごく良いダンスができるのです。

良いダンスをするには、

1番大事なのは何か？

それは「集中力」です。

他の考えをシャットアウトして集中するから

「入っている」ように見えるんです。

例えば

「お友達が観に来ているから緊張しちゃうな」とか

「振付が失敗したらどうしよう」などの

プレッシャーや気負い。

その他には

「カッコイイ私を見せたい」という意気込み。

まだまだ邪念？？はありそうですか？？

そういった想い・良くを断ち切って集中すると

良いダンスができると思います。

それではなぜ、

そういう想いはなぜ沸き上がってくるのでしょうか？？

緊張するのでしょうか？？

どうすれば、断ち切れるのでしょうか？？

人というのは

自分というのは

他者との関わりで形成されている、と私は思うのです。

例えば・・・

無人島に一人っきりでアナタがいると想像してみてください。

1人で生きていると想像してみてください。

もし自分1人だったなら

洋服なんて着ないかもしれない。

誰もいないのなら、

何にも気を使うことなく

常識というものもないので

本能のままで生きていく。

自分を律さないかもシレナイ。

キレイでいる必要も無いかもしれない。

カッコよくいる必要も無いかもしれない。

優しい人じゃなくてもいいかもしれない。

女らしくなくていいかもしれない。

はしたなくてもいいかもしれない。

つまり

自分というものは

他者との関係で作り上げられいるのです。

親からみたら私は子ども。

ダンナからみたら私は奥さん。

子どもからみたら私はお母さん。

友達からみたら私は友達。

お客様からみたら私はフラメンコダンサー。

舞台に上がる時は

その縛りを解いていく。

つまり

「入っている」というより

「抜いている」

自分を「抜いている」が正しいかもしれません。

例えば

洋服を着ていなくて

裸のお友達を観てしまったら、なんだかビックリ・どっきりで

観てはいけないものを観てしまう感覚があると思います。

ダンサーは洋服を脱いで舞台に上がっている感覚に近くて

最強に恥ずかしいことをある意味しているのかもしれません。

だから

観るモノは

何か強烈なものを感じるのかもしれません。

（それができている人のダンスを観たとき、ですが）

「踊っている時はフラメンコの神様を降ろしています」みたいなことを

言ってみたい気もしないでもないですが（笑）

全然私はそんなことないです。（笑）

占いも好きだし

スピリチャルなことも好きなんだけど、

霊はみたことないし

噂の小さいおじさん（妖精？）も見える能力なしです。

ちなみに

前世や来世も興味なし、死んだらなくなる、と思っているタイプです。

目にみえない想いや気、陽気とか陰気、とか

そういうのは気にします。

そんなこんなで

現実としては、

集中力をもって踊る、

場数を重ねることが大事、

練習しよう、

など

地に足のついた日々の努力が1番大事で

良いフラメンコを踊る為には必要なことですよね～～

神秘的じゃなくて、つまんないかな～＾＾

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