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クロスドレッサーとして

私のファッションに切って切り離せないもの、クロスドレッサー。
日本語では異性装を意味する。
私は女性でありながら、常に男性服を纏っている。
幼い頃は七五三などの行事や学校では制服などは女性の服をきなければ行けない時は着ていた。就活にはスカートスーツが定められていて(私の時代はそうだった)慣れない化粧をし、スカートなのでしっかりと脚を閉じて座らないといけないので、大変苦労した。

顔立ちも男顔で、若い頃は特に男性に間違われ、トイレでも銭湯でも肩身の狭い思いをした(またか、でも紛らわしい格好してるもんな)

なぜ、そこまでこだわるのか。
その答えは私の心の中にある。
私はまだまだ男尊女卑があると思っている。
子供の頃から疑問に思っていた。
同じ人間なのにどうしてなんだ?
昔から反発精神があり、もしかしたらそういうのもあるかもしれない。
女性だけど男性に負けたくない、私のプライド。
後はたんに男性の服が好きなのだ。
形は少ないし、女性服と比べるとシックな色が多い。
私はそこが逆に良いと思っている。
生地にこだわったり、シルエットを変えたり、タイで色を楽しんだり。
制限があるから、こだわりを詰め込められる。
たまにスカートも履いたりする(たまにはね)事もあるが、しっくりこない。

夫も友人も普通でいつも通りであるし、それが私らしいと言ってくれる。

今日も私らしくいるために、ジャケットに袖を通す。




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