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こんにちは。ライターの杉本です。
昨日公開された、esse-sense初の新着記事は、わたしが執筆・構成を担当した大阪大学・木多通宏先生のインタビュー。しかもですね、わたしは木多先生の「地域文脈」というテーマに興味津々で、お話に出てきた「身体」という概念にも心吸い寄せられ、全身総毛立ち(?)で聞いていたんです。ところが、面白ければ書くのも楽しいかというと、そうは問屋が卸さない。感覚で理解してしまったときほど、言葉で説明を尽くすのが難しいことも……。でも、この面白さはたくさんの人に伝えたい!とがんばりました。

esse-senseに掲載された記事を読み直していたら、やっぱりおもしろくて。さっそくブックマーク機能を使いたおしてしまったので、「どこにブックマークしたのか?」を共有してみたいと思います。

まずは冒頭(アイキャッチ)にした部分。「なんか嬉しいです。先生の話をするのはひさしぶりなので」という木多先生の言葉、なんだかすごくじーんときませんか? インタビューの時間のなかだからこそ触れられる、何かってあるなぁと思います。

目には見えない地域の“文脈”を読み取り、分断された社会と構造物の関係をつなぎなおしていく - 210922-191644

次はこちら。行事やお祭りって、ただただ楽しいだけでなく、コミュニティの紐帯を結び直したり、日常を解き放って社会を活性化したりと、いろんな意味があると思うのですが、「都市のイメージの骨格をつくりあげている」というお話にぐっときました。そしてそれが地域社会の見えない「身体」である、という……。わたし、ここはとても興奮しました。

目には見えない地域の“文脈”を読み取り、分断された社会と構造物の関係をつなぎなおしていく - 210922-191750

この流れもすごくワクワクしたなぁ…。

そういえば東京って、無機質なようで突然「祭り」が現れるまちだったなぁと思って言ってみたら、木多先生が「東京って生きた感じがする」と受け取ってくださって。さらに西村さんが「建物や道で捉えようとすると町が身体化されない」と展開する。なんか、こういう流れが生まれた瞬間って、インタビューの後もずっと記憶に残ります。身体化されている、のか?

目には見えない地域の“文脈”を読み取り、分断された社会と構造物の関係をつなぎなおしていく - 210922-191804

「身体」「地域文脈」と、まちや空間というリアルなものに紐づくかたちで進んできた木多先生のお話、最後にぐっと抽象化して飛翔したというイメージがありました。さらに、テクノロジーの話につながっていく……という。なんか、すごく自由なインタビュー空間だったなぁと思います。

インタビューの場にあった、興奮だったり躍動的な流れみたいなものを、ウェブ上の文字だけで伝えていくのは難しいと思います。でも、esse-senseなら、読む人が自分のペースで読んだり、メモしながら読むことができる。「読む体験」をさせてくれるメディアでなら、共有できることも多くなるんじゃないかな、と考えています。

みなさんと「記事を一緒に読む」体験を、esse-senseでたくさん積み重ねていけたらいいなぁと思っています。ぜひ、ブックマーク使い倒してください。記事へのコメントもお待ちしています!(ライター・杉本恭子)

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