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ラベンダーにまつわるエトセトラ②今さらながら、それでもラベンダーの安眠効果を語ります。

王道ですが、何か

ラベンダーといえば安眠

安眠といえばラベンダー

安眠の代名詞ともいえるほどに安眠効果としては誰の頭にも浮かぶほどイメージが定着しているラベンダー。


ベタすぎるだろうか?いや、それでもやっぱりラベンダーを書こう。


私は心の中でそんな押し問答をしたものの、結局今日はラベンダーを安眠代表として取り上げようと思います。

王道もいいところですが、やっぱりなかなかにいい働きをしてくれるものですから。

私にとっては飽きずに好きな香りの一つなのですよね。

何を隠そう、私、ひょんなことから手に入れたハーブ蒸留器を使って、ただ今部屋でラベンダーを蒸留している真っ最中でして、部屋の中はラベンダーの香りが充満しております。

そんなラベンダーの香りいっぱいの中、今日は記事を書いてみます。

人生を変えた最初のラベンダー安眠体験

話は私が二人目の子供を出産して間もない頃にさかのぼります。

もう10数年前。

昼間は慣れない二人の乳幼児を抱えた生活に疲れているはずで、夜はパタリと寝れそうなものなのに、なぜかいざ寝ようとするとパチリと覚醒してしまい、全く寝れなくなってしまう、という日々が続いた時期がありました。

「疲れた〜!さあ寝れる。」

そう思って布団に入るも、なぜか布団に入ると目が冴えてしまって寝ようとしても、体は疲れているのに目だけ冴えて神経は高ぶっている、、、という気持ちの悪い違和感を覚えていました。


寝ようとすればするほどその違和感は増していき、横になっていることさえウズウズとしてくる。

やっとこさちょっとウトウトしてきたかと思えば、今度は横にいる赤ちゃんが起きて泣く。

結局寝ようとしても気持ちが悪いので、諦めて本を読み、朝方に寝れる。

子供に起こされて結局睡眠はほとんどできないまま朝を迎える。


このようなサイクルに。


安眠にはラベンダー

このキャッチが頭にはなぜかあったのでしょうか。

いい香りだからちょっとでも眠れる枕元にでも垂らしてみよう、こんな風に思い立って期待せずに一滴ラベンダーのエッセンシャルオイルを垂らしてみたのです。

なぜラベンダーのエッセンシャルオイルを持っていたのかは忘れてしまったのですが、まだアロマテラピーというものに首を突っ込む前のことでしたので、単に軽い気持ちで何かのきっかけで買ってみたのでしょう。


一滴垂らしたラベンダー。

それだけで、ほのかに部屋には落ち着いた香りが広がり、

「なんか、いい感じ」

半信半疑もいいところ。期待していなかったものの、その日の夜は、久しぶりにスーっと難なく眠りにつけてしまったのを覚えています。


「これはいい。」


それからというもの、ラベンダーをお供に眠りにつく事になりました。


香りは脳のスイッチ心のスイッチーラベンダーが安眠をもたらすメカニズムー

アロマテラピーについてを学び始めると、必ず「精油が働くメカニズム」について、エッセンシャルオイルの成分が人間の体でどう代謝されるか、その経路を学ぶ事になります。

ここはアロマテラピー検定試験の参考書などで例えると、よく【テストに出る】みたいにマークされるような内容ですよ。

脳が香りを感じる経路って、目に見えないために「なんとなく」になりがちですが、ちゃんとメカニズムがあるのをご存知ですか?

「なんとなくリラックスな感じ」

それが実際どう働いてるのか、メカニズムがあるのです。


エッセンシャルオイルは揮発性の物質ですので、一滴垂らすと、垂らしたところから自然に気化します。

空気中に香りの成分が漂います

鼻から嗅覚器へ成分が入っていく

嗅覚器で成分がキャッチされる(物理信号)

嗅神経を通して脳が刺激され、香りとして認識(電気信号)

簡単に言うとこんな感じで、脳が香りを認識すると、脳の視床下部というところも刺激されて、自律神経の調整が働きます。

視床下部は自律神経をコントロールしている場所でもありまして、そこで交感神経と副交感神経の調整が行われるのですね。

つまり、香りによって、自律神経が調整されてしまう、というわけなんです。

逆にうまく使うと、香りは自律神経の調整スイッチのように使うことができるということです。

自律神経に対して、アロマの香りによる嗅覚からの刺激によって、体の外側から働きかけることが可能なんですね!

一般的な人間のサイクルを見ると、昼間の活動的な時間帯は、普通は交感神経が活発になっていて、夜になると次第に副交感神経が優位になります。

また、安眠にはこのサイクルが必要なのですが、なんらかの理由でこの調整がうまくいかないと、夜になってもなかなか眠くならない状態に陥ることがあります。

様々な理由で、この「交感神経優位」の状態が続くと、自然に副交感神経優位の状態にスイッチ交換ができなくなてしまうんです。

そんな私たちのアクティブモードとリラックスモードのオン/オフの「スイッチ」の役割になりうるのがアロマテラピーというわけなんですね。

安眠のためのラベンダー活用法【いたって簡単です】

ぜひ気になる方は、試しにラベンダーのエッセンシャルオイルをまずは一本お持ちいただくことをお勧めします。

夜寝る前の香りとして使う方法を今からいくつかお伝えします。

できたら、寝る前の30分前くらい前には香りを漂わせておくと、ちょうど神経スイッチが切り替わってベストです。


①枕元に一滴垂らす

枕カバーに一滴垂らすだけの方法ですが、直接垂らすのが気になる方は、ティッシュペーパーに一滴垂らして枕元に置いておきましょう。

最も簡単な方法です。


②マグカップを使う

既に家にあるマグカップがあれば、それを使うのも手軽に楽しめます。

まずはマグカップにお湯を入れます。

そこへラベンダーのエッセンシャルオイルを1〜3滴垂らします。

あまりにも熱い熱湯だと、すぐ揮発し過ぎてしまいますので、温度は調節してくださいね。

マグカップに入れたお湯の熱でエッセンシャルオイルが揮発して香りが広がります。

間違って飲まないようにしてくださいね(笑)


③アロマランプを使う

その名の通り、ランプの熱を利用してエッセンシャルオイルを気化させて香りを広げる方法です。

こちらもたくさんのタイプが売られています。

ランプですので、暖色系の暖かみのある光が間接照明にもなって、インテリアにも素敵ですよ。


④超音波式アロマディフューザーを使う

超音波式アロマディフューザーとは、水とエッセンシャルオイルを超音波の力で気化させて空間に噴霧する機械で、ネットでも雑貨屋さんでもアロマショップでも、たくさんのタイプのアロマディフューザーが売られているのを見かけます。

お部屋全体に広く香りが届くのが特徴です。

抗菌効果の高いエッセンシャルオイルを入れれば、部屋の空気の浄化にもなっていいですよ。

熱を使わないので香りが変質することなくエッセンシャルオイルそのままのフレッシュな香りが楽しめます。


ラベンダー以外の香りも試すべし

もちろん、ラベンダーの香りがどうしても受け付けないという方もいるでしょう。

「安眠といえばラベンダー」とはいえ、必ずしもラベンダーでないといけない、というわけではありません。

「この香りは心地いいなあ」

という香りが、実はあなたにとって、一番安眠に最適なんですよ。


香りって不思議で、香りの快・不快は人によって千差万別。

よって快不快に正解不正解もありません。


とはいえ私は最近はもっぱらラベンダーです。

やっぱり、ラベンダーに戻ってきてしまうんですよね。

ちょっとした心の不安や心配事、1日の中で嫌だったこと、、、

ほのかに香るラベンダーの香りが洗い流してくれるようです。

寝る前のラベンダーの1滴、素晴らしいなあ、と改めて感じています。

まとめ

エッセンシャルオイルは、自律神経を切り替えるスイッチとして一役買ってくれます。

安眠のための香りにエッセンシャルオイルを使ってみましょう。

まずは手軽に、1滴枕元に垂らしてみてください。

寝る前の30分前から香りを漂わせておくとベストです。

初めての方はぜひラベンダーから試してみてくださいね!

次回は他にも色々使えるラベンダー活用レシピを書いてみたいと思います。


(執筆者:アロマライフセラピスト 簗瀬元美)


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