新年度に誓う、来年度の決意

ご覧いただきありがとうございます。
新年度はじまったばかりですが、来年度の誓いを立てました!



新年度が始まった。

咲き誇る桜!
新規学卒の笑顔!!
ひさしぶりの恋心!!!
いろいろなものからワクワクをチャージして、心のなかまで春爛漫だ。


それなのに…。
仕事が回らない。数ヶ月前から準備してきたのに、新卒対応でトラブルがつぎからつぎへと起こる。


「あれやった?」
「これどうなってる?」


あのさ、事前に確認したじゃん。
そのとき言ってなかったじゃん。


私、入社半年経ってないんですけど。
そもそも担当でもないんですけど。


皆さんは何年目ですか?
なんでこんなに段取り悪いんですか?
新卒対応なんて毎年同じことの繰り返しですよね?


なんて言っても仕方ないから、頭と手をフル回転させて対応する。


去年の今頃は楽しかったな。新年度だけど仕事きっちりで高知を旅した。どうしようもない職場だったけど、休みをもぎ取れた。今の職場は好きだけど、当面休みはとれそうにない。


あぁ疲れた。
寝る前に朝ドラでも観よう。



今春の朝ドラ『虎に翼』は一話目からおもしろい。私が法学部卒というのもあるけど、ならし期間0日で、どはまりしている。


あっという間の15分。
今日もおもしろかった。



そしてもうひとつ。
『詩とメルヘン』を読みながら寝よう。



『詩とメルヘン』はやなせたかしが作った雑誌。たかしが厳選した作品に、たかしが描いた挿絵が添えられている。優しい気持ちで眠れるので、いい夢が見られる。


詩が苦手な私でも『詩とメルヘン』は楽しめる。とくに「風の広場」という読者からの投稿を紹介するコーナーが好き。



当時の読者は20〜30代の人が多かったらしく、同人誌の宣伝や感想とともに仕事の悩みがちょこちょこ登場する。50年前の雑誌でも、共感できるところがたくさんある。



今日はこんな投稿を見つけた。

★僕は、若いおまわりさん!それもあとわずかで、巡査部長殿になるのですぞ!その昔、巡査部長といえば知る人ぞ知る、鼻ヒゲはやし、泣く子も黙ると恐れられたと伝え聞く。そんな伝統をほんのチョッピリうけつぐこの僕が、何故に"風の広場"に登場することになるのか?
 ある日、僕の御気嫌すこぶる悪く、なぜか彼女に八つ当たり。別れぎわ、彼女が黙ってくれたのが、この『詩とメルヘン』。
 一行ゝ時間をかけて味わいながら読みました。そして最後のページには彼女の言葉。
「いらだちを覚えた時、ふと淋しくなった時、開いてみて下さい。かわいい鈴の音が聞えてくるような気がしませんか?いくつになってもメルヘンを手にする素直さを忘れずにいたいと思いませんか?」というわけなのです。

『詩とメルヘン』第三巻第四号四月号


京都市のNさん、いい彼女さんがいてよかったね。


こういうことが言える人、なかなかいないと思う。さすが『詩とメルヘン』の読者さんだ。

『詩とメルヘン』の最後のページには、メッセージが書けるように罫線が引かれている。この雑誌のコンセプトは「ギフト」で、自分が読んで終わりではなく、誰かに贈ることを望んでいるからだ。


自分勝手にプンスカする彼氏。直接文句を言うとか、黙って帰るのではなく、メッセージを書いた『詩とメルヘン』を渡す。なんてかっこいい。

その後この二人はどうなったのだろう。二人とも元気にしているといいな。


明日からもドタバタは続く。
朝ドラから情熱を、古い雑誌から思いやりをもらって、仕事に活かす。

今に見ていて。来年は絶対に休みを取るから。忙しいのは今年かぎりよ!このしんどさはそのための布石だから!!


心のなかで誰かに吠える。このドタバタ劇を活かして、来年は絶対休みをとる。



最後までお読みいただきありがとうございました。

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