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日本社会の中での、女性の立場②

前回に引き続き、女性の立場について最近感じたこと。

今更ながら、アマプラで『東京女子図鑑』を鑑賞して、直感で思ったのは

「残念。」

せっかくかっこいい自立した主人公(あや)が描かれようとしているのに、どこかで現代の、典型的な女性像に引き戻される。

そのため「周りの価値観にとらわれず、自由に生きていいんだ!」と前のめりになって観ていたところ、「あ、やっぱ女性としては・・・。」と一歩下がってしまう。

8話の「豊洲編」で、子供のいない女子たちが集まり、彼女たちが生活の自由を語りながら盛り上がっている中、あやの頭を過ぎるあの言葉。

「この人たちの言っていることは正しいのかもしれないけど、でも、やっぱりどこか負け惜しみに聞こえる」

確かにあの会話は、意地悪なトーンが隠しきれていない。しかしそれならなぜ、彼女たちの意見を尊重できるような演出をディレクターはしなかったのだろうか?そこにすごく違和感を覚えた。

「女性は結婚して子供を産むのが幸せ」という偏見を崩そうとしている姿勢があるものの、最終的にはその偏見をさらに強めたのではないか、と思ってしまった。


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