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日本社会の中での、女性の立場①

最近、「日本社会の中での、女性の立場」について考えさせられる機会が多いです。

たまたまThe Japan Timesのポッドキャストを聴きながら仕事をしていた時。その日のテーマは村田沙耶香さんの『コンビニ人間』。

芥川賞を受賞して大変評価されていますが、英語圏ではその翻訳がとても話題となっているため、読んでみました。

さらっと数時間で読める、楽しい一冊。ただ、古倉恵子は結局周りになんの進展を起こすようなことをせず、元の生活に戻っていく最後の結末には少しがっかりしました。

本の中で「女性のあり方は様々あっていいんだ」と価値観が変わっていく登場人物がいれば、読者も視野が広がりやすい。しかし、『コンビニ人間』は現実を描くように、古倉の周りの登場人物の考えは変化せず終わる。

なんでも起こりうる本の世界だからこそ、おとぎ話のようなエンディングを勝手に望んでいたようです(汗)。

「現実は小説より奇なり」

そう、人生たまに、まるで映画の世界のようなすごい偶然って起こりますよね。だからこそ、ベタな小説や映画にはそれなりの良さがあるのではないか、とある人が言っていました。納得。

長くなりそうなので、別の記事に続きます。次回は『東京女子図鑑』について。


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