麻雀最強戦2022ファイナルを見て「やっぱり段位戦はク〇ルールだな」と思ったのでおじさんはnoteを書きます
このnoteは、麻雀最強戦2022ファイナルについて書いた先週のnoteを補完するものです。案の定、途中で寝落ちしてしまいました…。じじいですいません。決着がつく前(寝落ちする前)にnoteを公開したにもかかわらず、スキが付いているのでとてもありがたく思います。
しかし、私はめんどくさいひねくれ者なので、このnoteは単なる先週の続きにはなっていません。このnoteだけでも問題なく読めます。…でもやっぱり先週のnoteも読んでください(笑)。このnoteでは、アレの「段位戦」をメインテーマにして書いていきます。
段位戦は努力の成果であることは否定しません
麻雀のゲームアプリには、段位戦というルールが当たり前のように搭載されています。〇鳳にも〇魂にもありますよね。私も合間に〇魂で段位戦を打っています。ちなみに私は三麻9・四麻1で打っているので、これを書いている時点では三麻が雀豪1の四麻が雀傑3です。下のnoteで書いたように冬でも三麻を楽しんでいます。
YouTubeの配信でも〇魂の昇段戦は盛り上がりますよね。私も渋川難波プロや咲乃もこさんが魂天に昇段した瞬間を見届けたことがあります。最近では郡道先生が2年越しで雀豪に昇段しましたか。前後の夫婦漫才も秀逸でした(笑)。
天〇位や〇天って、麻雀界では強者としてのステータスが確立されていますよね。私設の大会でも魂〇の人と同卓したら私だって身構えましたもん。〇天の人の前で下手な麻雀打てねぇわって思いました。それだけ、ゲームとはいえ最高位にまで到達するのは麻雀界では素晴らしいとされています。
私みたいな1日1半荘だけで疲れちゃう者にとって、〇鳳位や魂〇を取れるほど数を打てる方々は羨望の的でしかありません。もちろん私が数を打っても実力的に成績は残せませんが。少なくとも、数千・数万対局をこなした上での昇段は、努力の成果であることに疑いようがないでしょう。実際に天〇位からプロになった人は多いので、そういった段位にまで到達できる人は実力があることに間違いないようです。
私が段位戦の弊害を感じた瞬間
それでも、私が「段位戦ってどうなんだろう?」と感じた瞬間がありました。いわゆる「何切る」問題を、Vtuberさん(誰だったかは失念しました)がリスナーさんたちにどうしますかって問いかけたんですよね。大体こんなシチュエーションだったかと思います。
南2局か3局
ほぼ原点の2着目
トップとは5000点差ほど
しかし満貫放銃でラス落ち
親からリーチがかかる
自分も満貫テンパイした
こんな感じだったかな?出題された場面は10巡目くらいだったでしょうか。おじさんは「こりゃ行くしかねえな」ってすぐに思いました。
しかし、回答した人の大多数が「オリ」だったんですね。えぇ…。トップ取れそうなのにもうオリちゃうの?っておじさんはその時思ったんです。「振り込んでラス落ちするかもだからオリ」って意見が多く見られました。
その配信の視聴者層は若い人が多いと思われる所だったので、私は若い人たちに少しガッカリしました。「えっ勝ちたくないの?」と思ったんですね。勝ちたいから麻雀って打つんじゃないの?なんか違和感。
たしかガチめの配信者さんだったはずだから、リスナーさんもガチ勢が多かったように記憶しています。でも、そういう麻雀って楽しいのかなあ。私はエンジョイ勢なので、そこまでストイックに打てません。
そこで私が懸念したのは、「段位戦ばかりだと麻雀が小さくなるのでは?」ってことです。ゲームの段位戦って、ラス引いたらポイントめっちゃ減るシステムなのが多いですよね。そうなれば、ラスにならないように打つのが自然な流れではあります。
でも、ラス引かないように打つって、プロのリーグ戦とかじゃないですか。たとえばプロ連盟のリーグ戦なら「30000点(原点)からどれだけプラスするか」or「30000点からいかにマイナスしないか」って打ち方をしていますよね。プロを目指す人がゲームでもそれを心掛けて打つ分にはいいですよ。でも、私みたいなライト層がラス落ちしないように考えながら麻雀打つのって楽しくないのですよ。
4着だとマイナスがデカい段位戦ルールって、ビギナーに優しくないと思うんですよね。せめて「トップが偉いルール」でも打てませんか?私みたいなおっさんは「ラス落ち痛い」を享受できますが、ビギナー・ライト層にはどうなんですかね?段位を上げていく達成感ってのはわかるけれども、麻雀で勝つ楽しさってのを実感できないと、ビギナーやライト層はついてこないと思うのですが。
麻雀最強戦2022ファイナルの決勝戦を見ましたか?
ここで麻雀最強戦2022に戻るわけです。見ましたか?中堅・ベテラン勢の一歩も引かない姿勢を。あれを見習わなきゃいけないんだよなあ〜。
「守備?んなもんトップ取りにはいらねえんだよ」と言わんばかりの押しっぷりは、見ていて清々しいものがありました。前原雄大プロのポンカスカン6ソーツモなんてちょっと震えましたもの。実況席と選手控え室が近かったらしく、配信で悲鳴のような声が聞こえてましたからね。「ボディ麻雀」「フィジカル麻雀」ってなんやねんと思いましたが(笑)、確かに頭で考えるだけならできなかった牌進行ではないでしょうか。
鈴木大介さんの「行くと決めたら全部行く」打法も素晴らしかったですね。私は「好きな麻雀プロ:鈴木大介」ってプロフィールに書き加えたいくらいです(賛辞)。友添敏之プロが腹をくくって攻めていたのも、見ていてアツくなりました。友添さんって結構SNS見てくれているようで、私の大喜利ツイートにもいいねしてくれる方です(なんかすいません)。
そんな3人を相手にして、麻雀最強戦を連覇した瀬戸熊直樹プロは実に見事でした。改めましておめでとうございます。多井隆晴プロが解説でも指摘していましたが、あの泥臭さが瀬戸熊さんの強さなんですよね。もっと上手く表現できたらいいのですが、力でねじ伏せる感じこそが瀬戸熊さんの勝ちパターンではないでしょうか。
プロの試合って、リーグ戦以外はほとんどトーナメントで、基本的に勝たなきゃ優勝できないわけじゃないですか。だから、勝ちにいく麻雀を打てなければいけないはずですよね。でも、段位戦で負けない麻雀ばかり打っていると勝ち切る技術は二の次にされがちだし、何より打ってて面白くない。
だから私は「(一部の麻雀ゲームの)段位戦は〇ソルール」って言いたいんですよね。やっぱり勝つことが大事ですよ。勝ちにいく麻雀を打つのが楽しいのであって、負けないように打つのは楽しくない。もうちょっとエンジョイ勢に配慮したルールにならないものですかね。
おしまいに
このnoteは、「麻雀最強戦2022ファイナル決勝戦エグかったな〜」と「段位戦ルールなんとかならんかね」という2つの気持ちを無理矢理ガッチャンコさせて書きました。まとまりがなかったらゴメンナサイ。
それはともかく、麻雀最強戦2022はトップ取りの楽しさや厳しさを改めて実感させてくれました。やっぱり私は、あくまでもトップを取りに行く麻雀を打ちたいです。守備の技術も素晴らしいと思いますが、私みたいなライト層はとにかくたくさんアガりたいですね。でも、振り込みたくないのでオリる時はちゃんとオリます(笑)。
今回もこちらのURLに助けていただきました。
https://mahjong-saikyosen.com/
追記:雀魂の公式戦はいつも面白いのですが、2022四象戦 冬の陣はスリリングなトップ取りの試合が見られてとても良かったですね。こういう勝ちにこだわる麻雀を、技術の有無はともかくエンジョイ勢でも普段からやりたいんですよ。カジュアルな大会モードとか搭載すればトップ取り麻雀が打てて楽しいと思いますが、いかがでしょうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?