見出し画像

麻雀版・漢字の間違い分かるかな?

おじさん(筆者)は30年ほど前に『全国高等学校クイズ選手権』と『アメリカ横断ウルトラクイズ』に3度ずつ挑戦したことがある、そこそこクイズガチ勢でした。結果は聞かないでください(笑)。そういうこともあって、クイズの作成が割と得意だったりもします。クイズ作成のご依頼があれば、私のTwitterのDMにまでどうぞ(意外に真剣)。

そんな特技を生かしたのが、今回のnoteです。冒頭に麻雀でありがちな口語文を掲げておきますので、文中にある漢字の間違いを探してみてください。そんなに難しくはしていません。意地悪をすることがこのnoteの目的ではないのですから。


第1問

「純全帯么九は平和と三色が付けば倍満まで狙えるけど、使える牌が少ないわ鳴いて面前じゃなくなると翻数が下がるわで、割に合わない役だよね」

ヒント:声に出すと逆にハマるパターンです

↓↓正解はこの下↓↓

これ、よく見かける間違いですよね。「メンタンピン」の「メン」が「メンゼン」なのを知っている人は多いはずですが、「門前清」(めんぜんちん)を短くしたことまでを知っている人はそれほどいないかも。

中国麻雀は鳴くのがデフォで、メンゼンでアガるのが珍しいみたいですね。そこからメンゼンを1翻役にして、鳴かないことを「門の前が清らか」(=門前清)なんて名付けたのが由来らしいとのこと(もちろん諸説あり)。

「めんぜん」を漢字変換しようとすると、第1候補が「面前」になりがちなんですよね。それだと、「目の前」とか「人が見ている前」って意味になっちゃいます。「公衆の面前でなんてことをしてくれるんだ!?」なんて使いますよね。

なので、「面前ツモ」だと「目の前でわざわざツモ宣言する」なんて意味にも取られかねません。煽り行為みたいになっちゃいます。「人が見ている前でツモ宣言」って意味にしても、リア麻なら当たり前、ネト麻だと「???」ですね。

私は「メンゼン」を漢字で表示したい場合は、「もんぜん」と入力してから「門前」と変換するようにしています。「門前仲町」や「門前の小僧習わぬ経を読む」の「門前」ですね(?)。「とんぷう戦」の「とんぷう」を、「こち」って打ってから「東風」と表示させる方式と同じでしょうか。でも、「とんぷうせん」と打ったら「東風戦」と表示できる場合は、後で「戦」を消せばいいのよね。

答え:前→


第2問

「四暗刻や大三元、それに国士無双は何回もアガったことがあるけど、天和と九蓮宝堂、それに四槓子はまだない。字一色・小四喜のダブル役満ならあるのに」

ヒント:違和感を覚えた人は多いのでは?

↓↓正解はこの下↓↓

麻雀の役満って、中二病っぽい名前が付いているものがありますよね。四暗刻や字一色は読んで字の如しですが、天和や地和って「初手アガリ」とかでもいいじゃないですか?「天」とか「地」って付くのは仰々しいでしょう?「国士無双」も「国の中で並ぶ者がいない優れた人物」って意味らしいのですが、たかだか麻雀でレア役アガっただけだぜ?

「大三元の『三元』って何やねん?『三元豚』から来ているのか?」などと思っている人もいるのではないでしょうか(?)。調べたら、古代中国の科挙(今の日本でいえば国家公務員試験の総合職試験でしょうか)で、3つの試験をすべてトップ合格すると「大三元」なんて呼ばれたとのこと。中二病全開ですね。どうやら、それを麻雀に持ってきたらしい。

チューレンの語源を調べましたが、確証を持てる記事を見つけられませんでした。有力と思しき説を簡単にいえば、「9本のロウソクを使う手持ちの照明器具」が「九蓮宝燈」らしいです。つまり、「九蓮宝『堂』」は間違い。数牌の1から9までを宝物殿に収めるのではありません。

※「九蓮宝燈」以外にも、「九『連』宝燈」や「九蓮宝『灯』」などといった表記もたまに見掛けます。いずれの表記でも通用している実状があるため、ここではノーカンとさせていただきます。もちろん「『國』士無双」もノーカン。

答え:九蓮宝→九蓮宝


第3問

「フェニックスは1戦目が魚谷さんだったけど、2戦目は東条さんが出るみたいだね。既にパイレーツが瑞原さん、雷電は黒沢さんって発表されているな。風林火山は1戦目が瑠美さんだったから、2戦目は亜紀さんだろうね」

ヒント:「間違いは1つだけ」とは言っていないですよ

↓↓正解はこの下↓↓(ドラは恋人)

人名の間違いって多いですよね。Mリーグだと、コメ欄でたまに「大井」や「萱森」などを見掛けるでしょうか。神域リーグでも「雨宮」や「群道」はよく見ましたね。ついうっかり間違えるのは仕方ないにしても、たまに「こいつわざとやってるな」ってヤツが「俺って面白いコメしてるでしょ?」感を出すのは、サムいしとても失礼だわ。

あのね、Mリーグに出場しているクラスの麻雀プロって、フルネームがちゃんと漢字変換されるんですよ。「とうじょうりお」で「東城りお」って正しく変換されます。「とうじょう」だけだと「東条」「東條」「東上」「登場」「搭乗」などと、紛らわしい変換候補が並んじゃいますね。さすがに「登場りお」や「搭乗りお」とする人はいないか。

そもそも、「あき」とだけ入力するから「亜紀」「亜希」「亜貴」などと間違えるのです。「にかいどうあ」まで打てば確実に「二階堂亜樹」と表示されます。私のPCに至っては、noteを書いた影響もあって、「にか」だけで「二階堂亜樹」が出るようになりました。フルネームで入力して名字を消す方法を使うと確実ですが、できればPCが一発変換できるようになるまで調教(?)してほしいですね。

答え:東→東、亜→亜


第4問

「平和ドラドラに加え、一盃口や一気通貫まで狙えそうな手で一向聴。一発でツモって裏ドラが乗れば倍満まである。しかし、対面からリーチがかかった。手配には安全にオリられそうなものが1つもない大ピンチだ」

ヒント:意味さえ分かっていれば簡単では?

↓↓正解はこの下↓↓(フリー画像サイトのお姉さんです)

私はYouTubeで麻雀プロのライブ配信やVtuberの雀魂コラボなどをよく見ますが、切り抜き動画をきっかけにして新規開拓することもあります。なので、切り抜き動画の存在はありがたいですね。でも、切り抜きに付くテロップの誤字が多いこと。note書きおじさんには、誤字が物凄くストレスになるんですよ。

このnoteを書いたのも、「ちったぁ誤字を減らしてくれないかね?」という、おじさんのお願いを込めたかったからなんですね。確かに麻雀用語は難しいですけど、さすがに「メンゼン」が「面前」では意味が変わっちゃうよなあ。「聴牌」「立直」「自摸」を「テンパイ」「リーチ」「ツモ」というように、無理して漢字にせずカタカナで表記してもらったほうがいいのですよ。

それはともかく、切り抜き動画で頻出する2大誤字というものがありまして、1つは先に紹介した「面前」(麻雀用語として正しいのは「門前」)、もう1つが「手配」です。「手配」だと「手配師」とか「指名手配」になっちゃうんだよなー。

正しくは「手牌」ですね。手の内にある麻雀牌だから「手牌」です。意味を理解していれば「手牌」が正しいと気付くはずですが、何の気無しに「てはい」と入力して「手配」と表示されたのを、そのままテロップに使っちゃうからおかしくなっちゃうんですね。

「切り抜きは鮮度が命」なんて風潮があるかもしれません。でも、視聴する側からすれば、「早く公開された切り抜き」よりも「面白い切り抜き」「見て得する切り抜き」が見たいものではないでしょうか。誤字チェックはメンドクサイですけど、私からすれば徹底してほしいんですよ。私はnoteを公開するまでに、必ず2回は校正していますからね。

答え:手→手


第5問

「それにしてもコバゴーはよく鳴くよなぁ。ずんたんは何度も『リッチ』していたし、バギーも三色作りまくっていた。でも、魔王の8000オールが最後に強烈だったよなぁ」

ヒント:しまった、この問題の答えは漢字じゃないわ(笑)

↓↓正解はこの下↓↓(一度はアガってみたいですね)

あくまでも私個人の考えですが、SNSなどで人の名前を挙げる時は、絶対に呼び捨てをしないよう心掛けています。麻雀プロの場合は、「プロ」「選手」「さん」を必ず付けていますね。是非とも私のnoteを見て確かめてください。できれば有料のnoteも買っていただければ(笑)。

カタールW杯の中継で、本田圭佑選手が試合の解説で日本代表の選手をどう呼んでいたか思い出してみましょう。個人的に親しい選手には「佑都」や「拓磨」呼びだった一方で(長友選手と浅野選手ですね)、これから親しくなるであろう選手には「三笘さん」や「堂安さん」というように、さん付けをしていたはずです。「ビジネスでは当たり前」などと本田選手が言っていたと記憶していますが、そりゃそうよ。会ったことないヤツにいきなり呼び捨てにされたら、カチンとくるでしょ普通は。

ただし、私の基準では例外を設けていまして、それは「ニックネームはOK」です。だって、ニックネームは「愛称」ですからね。ファンが愛をこめて推しの選手に付けた名称であれば、敬称なしで使っても構わないのではないでしょうか。それにしても、「渋」は使いやすいわ。

それでも、ニックネームを間違えるのはアウトですね。コメ欄などでよく見掛けるのは「『バ』ギー」です。アレには罠があって、「はぎー」って入力したら、変換ソフトが気を利かせて「バギーって打ちたかったんでしょ?」って勝手に手直しすることもあるんですよね。当然ですが萩原さんは車ではなく映画主演クラス俳優なので、書き込む際にはお気を付けいただけると幸いです。

答え:ギー→ギー


おしまいに

ぶっちゃけこのnoteでは、「麻雀用語の誤字はできる限りやめてよね〜」ってメッセージを込めました。さらに、「私こんなのも書けますけど」って上手ぶってもいます(笑)。面白かったでしょうか?麻雀&ChatGPTのnoteも、そんな感じで狙ったものでした。

クイズものに関しては、良さげな問題が作れた場合に限り、今後noteで公開できればと考えております。「〇〇に関しての10問」といったクイズの作成を得意にしておりますので、リクエストがあればやってみたいですね。クロスワードとかも作れますよ。

あとは誤字についてですが、特に切り抜き師さんの皆様には、もうちょっと麻雀用語を正確に覚えてくれるとおじさんは嬉しいなぁ。麻雀の普及に貢献してくれているのはありがたいですが、「手牌」は電話とかで「手配」するものじゃなくて牌山から取るものです。なので、麻雀初心者の方に誤解されないようにしてもらわないと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?