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観る雀おじさんが「何これ怖い」と思った瞬間

私も見ていて引きました(笑)

これって、麻雀プロにガチンコで勝負するVtuberを応援する企画でしょ?なんで途中から麻雀プロが応援される側になっているのよ!?

といっても、決して麻雀プロがだらしなかったというわけではありません。単にゴモリーさんが強かったのよ

画像出典:【#神域リーグ2024】ファイナル【ネット麻雀リーグ戦】

今季初参戦の神域リーグで、8戦5トップ2着2回でラス無し。ぶっちぎりのMVPでした。だったら『麻雀ミリオネア』でも期待したくなるのは当然だけど…。以下、『麻雀ミリオネア』から画像を拝借します(計9枚)。

配牌と第1ツモ
ドラを引き入れてテンパイ
ツモ
『麻雀ミリオネア』初の役満

初戦の東1局1本場で役満。何これ(笑)。解説(RMU代表&Mリーグ・渋谷ABEMAS所属&神域リーグ・チームアキレス監督&VPL最高顧問&V好きおじさん)の多井隆晴プロが、「もう『麻雀』、この子が『麻雀』でいいよもう」って呆れています。多井さんがそこまで言うのなら、「麻雀とはゴモリーのことである」「ゴモリーこそ麻雀そのもの」で合っているのでしょう(笑)。

しかし、この日は役満だけで終わりませんでした。初戦トップで、2戦目3着の後の最終第3戦。

リーチ・ドラ
リーチ・一発・ピンフ・ドラ・赤ドラ・裏ドラ
タンヤオ・トイトイ・赤ドラ
三色同順・ドラ2

東1局だけで8万点近くに達したのだが(笑)。

プロ相手に3戦2トップ

結局東2局以降は長〜いウイニングランとなり、3戦目は余裕のトップ。ゴモリーさんは、プロ3人を相手にいともたやすく圧勝してみせました。マジでヤバいって。

とにかく何をやっても上手くいっていた印象です。他にも、「4対2対1だったのに1が勝つ」「ペンチャンを引き入れ追っかけリーチして勝つ」「カンチャンのチーテンをしなくとも自力でツモる」「オリているはずなのになぜかテンパイする」といった事象が発生していました。某実況者なら「風が吹いている」と表現しそう(笑)。

ただし、ゴモリーさんは単なるバカヅキじゃないんですよね。やや迷いが見られる場面もありましたが、全体的に守備意識は高かった印象です。神域リーグやVPLなどで場数を踏んでいて、対応力が鍛えられていたようでした。是非これは全編見てほしいなあ。

ゴモリーさんの視点配信もどうぞ。


『麻雀ミリオネア』の配信終了後、この「何これ怖い」って気持ちになったのはいつ以来なのか、私はしばらく振り返ってみました。すると、7ヶ月前のことが思い出されたのです。

Mリーグで鈴木たろう選手が歴代最高スコアを更新した時ですね。あの時も私は引きました(笑)。以下、たろうさんが無双した数十分間を簡単に振り返ります。画像も上の記事から拝借(2枚)。

まだ原点に近かったのに

南入する前はまだ普通の点数だったんです。ところが、ここからたろうさんが大爆発!

  • 南1局:2000-4000(タンヤオ・トイトイ・三暗刻)

  • 南2局:7700(リーチ・ドラ・赤ドラ)

  • 南2局1本場:12300(タンヤオ・ピンフ・ドラ・赤ドラ)

  • 南2局2本場:6200オール(リーチ・ツモ・ピンフ・ドラ・赤ドラ2)

  • 南2局3本場:6300オール(リーチ・ツモ・ピンフ・赤ドラ・裏ドラ2)

  • 南2局4本場:4400オール(リーチ・ツモ・裏ドラ2)

  • 南2局5本場:6500オール(リーチ・ツモ・チートイツ・裏ドラ2)

  • 南2局6本場:プラス1500(2人テンパイ)

と加点し、

10万点以上増えたんだが…(7本場の点数は反映されていません)

画面には「127100」という見たことない数字。結果的には112800点で終了しますが、それでもMリーグ新記録です。

この時「何これ怖い」が最高潮に達したのは、4本場と5本場でしたね。4本場ではペン7ピン待ちで5本場では7ピン単騎という、どちらも出アガリを期待しづらい待ちでした(しかも待ち牌まで同じ)。それなのに、たろうさんはいともたやすく7ピンをツモり、裏ドラ2枚を乗せてまでいる。これを恐怖と呼ばずして何と呼ぶのか?

こういうのを「ゾーンに入った」っていうんでしょうね。私はこの試合を見ていて、ポカ〜ンとしちゃいました。呆れるしかない。「勝つ時ってこういうもんなんだろうな〜」と、自らに言い聞かせるよりありませんでした。


瞬間最大風速で「何これ怖い」を選ぶならば、私はこれを推します。

Mリーグで佐々木寿人選手が13翻をアガった時ですね。プロの試合では数え役満が採用されないので、親の三倍満扱いになりました。寿人さんが6ピン単騎をツモった地和も候補に入っていましたが、noteで地和について書いたばかりなので、こちらをチョイス。

これの何がヤバかったかっていうと、

  • ダマでも18000点(ダブ東・ドラ3・赤ドラ)のテンパイ

  • なのにリーチした

  • ドラの東をツモってカンした

  • さらにカンドラが乗る

  • しかもリンシャンでツモった

  • 裏ドラも乗っちゃう

  • ローカルルールなら13翻の数え役満

  • 点数申告があっという間

といったことが、短い時間で発生したんですね。その試合の実況を担当していた日吉辰哉プロの言い方を借りると、「リーチ、ツモ、ダブ東、リンシャン、赤、ドラ↑ドラ↑ドラ↑ドラ↓ドラ↑ドラ↑ドラ↓」という、とんでもないアガリが成就しました。

寿人さんは「リャンメンなら何でもリーチ」な人で、点数申告が無茶苦茶速いことでも有名ですよね。よって、その辺りは想定の範囲内ですが、さすがに何もしていないのに12000点を払わされるのってどうよ。同卓者はもちろん、見ていた側も「何これ怖い」でしたよ。

ていうか、寿人さんはこういう「何これ怖い」をたくさん引き起こしてきた印象です。ドラがモロ乗りするとか、カンチャンを一発ツモするとか、例えるなら鈍器で後頭部をぶん殴られる感じ(笑)。そういう印象が強いのは、いつでも打牌に迷いがないからではないでしょうか。しれっと高い手アガられたら怖いって。


といった感じで「何これ怖い」と思った瞬間を集めてみました。まとめてみて思ったのは、「怖いと思いつつそういうのを見ちゃうし、それ以上のものが生まれないかと期待しちゃう」気持ちがどこかであるんですよね。まさに「何が起こるかわからない」のが麻雀の魅力ではないでしょうか


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