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ひとりぼっちサウジアラビア 一日目 ~広大で静かでフレンドリーな国~

「2週間休み何をしよう」
ありがたいことに年代の切れ目の度に連続10日のお休みがもらえる
折角だからどっかに行こうと思うも、こんな時期に休みを合わせてくれる人もいない。
でもどこにも行かないというわけにはいかない。次のタイミングとなる10年後になったらこの時間が自分のために使えるとも思えん。
コロナ禍前はよく海外に競馬見に行ってたことを思い出し、競馬見に海外行くことを決意。
直前までドバイに行く予定だったが、決め手になったのはレモンポップとウシュバテソーロとデルマソトガケの対戦がサウジカップでみられるということ。そうかそう来たか。
あとドバイ行くならイクイノックスいた去年だよな…というのと、せっかく1人で行くならよりもう行くことない可能性あるところへ行きたかった。

~こうして、私は競馬を求めてサウジアラビアへ行くことになったのです。~

22日夜、空港へ到着。
荷物を預け、ビザの確認。日本語がままならない変なサイトから取得したので不安だったが無問題。
何か思い残しがないようにするため、何か食べられるものがないか探すと551蓬莱が目に付く。これから厳格なイスラム教の国に入るのに豚まんのにおいを滲み出して搭乗なんてしたら入国拒否される可能性があるので断念。
搭乗。エミレーツ、キレイだな….特にIFE。飯もおいしい。23時~6時で2食出てくるとは思わなかったけど。

2/23(金)朝7時。ドバイへ着弾、一息。
…することもなくそのまま乗り継ぎへ(7時発乗り継ぎ便であったので同航空会社でないと行きから詰んでいた)
ドバイ行の便は通路もリヤド行は窓際。やったぜ。
ブルジュ・ハリファ、上から見るか、下から見るか。とか言って遊んでいた。

ドバイの街並み。真ん中低めくらいにあるロケットみたいな建物がブルジュ・ハリファ

というわけでサウジアラビアに着弾。
入国審査
「Japanese?(旅中2500回は聞かれる質問)」⇒Yes(パスポート出す)⇒「Oh,ノリトォ!you know?」

(ノリト….?祝詞?そんな詳しくねぇな….)
よくよく話したらNARUTOのことでした。
そんなに詳しくないけど適当に話合わせたら笑ってくれた。良き。
入国検査官って無駄話しないように教育されていると思ってた。

出吉田豊。もといパンサラッサ。
キング・ハーリド国際空港手荷物受取所にて

荷物も見つかりようやく空港から脱出。
も、なぜか支払い拒否が発生しUberでタクシーが呼べない。
しょうがないから普通のタクシーでとりあえず宿に荷物を預けることに。

道中。至る所に国旗が掲げてある。はっきり言って日本に住んでいたら考えられないくらい。理由を知っている人がいたら教えてください。

宿付近到着。
サウジアラビアを舐めていた、宿が何処かわからない。
日本と違って土地が余りまくっているので多階建ての建物がない。
近くに自分の知っているアパートみたいなものもない。
宿主いねぇ….!連絡こねぇ….

まぁこんなこともあるかと思い、連絡だけ入れて近くのマクドナルドで一休み。
こういう時海外展開チェーンはとても落ち着く。
徒歩10分くらいのところにスタバがあったのでコーヒーでも心を落ち着かせる。
歩いている途中4台くらいのタクシーと自称タクシーに呼び止められる。
移動システムは理解した。がちとウザい。

おい、2時間待っても連絡来ないぞ。流石に不安になってきた。
….いいや、街へ出よう。連絡来なかったら別の宿を取ろう….

キングダムセンター
リヤドで一番高い建物。上のほうが展望台。見にくそう。
下階はショッピングモール。まぁここに行ったら何かあるやろの精神。

キングダムセンター 302m でかい。

襲撃されそうな静寂

人が!いない!!
今日休日では??島根県の西のほうでももう少しいたぞ….ドラマで銃撃戦始まるんじゃないかというシチュエーション。
この時気づいたけど、サウジアラビアには店内BGMという文化が存在しない。理由は聞いた記憶があるが忘れた。そのため人がいない、車通りがないところは異様に静か。

ここでようやく宿主から連絡。15時に待ち合わせ。
もうサウジアラビアにきて6時間も経っている。疲れた。
疲れたのでぶらぶら休憩。
南にタクシー走らせて今のサウジアラビア建国にあたっての戦いがあった史跡。マスマク城へ。
付近にはモスクがあったけど写真は取れないので自粛。
常に晴天でいいなぁ。多分ずっとこれは困るんだろうけど。

(左)マスマク城 ぼくのかんがえるサウジアラビアみある
(右)公園で一服 見知らぬ国の中で見知った飲み物は落ち着く

ようやくチェックイン。
も、本命のサウジカップは明日なので今日はこれといってやることがない。少し寝て、リハーサルとして競馬場に行って雰囲気を味わうことに。

なんやかんやでキングアブドゥルアジーズ競馬場到着。

(左)競馬場の門。画面正面の正面ゲートは現地の人?用で、自分は画像外左のゲートから入場。
(右)競馬場到着3分前くらいの風景。本当に何もないところにある

この日はインターナショナルジョッキーズチャレンジという騎手の地域別対抗大会をやっていたので観戦。
友人にレープロを土産として送りたかったが場所がわからず断念。
明日また探そう。

日本からは坂井瑠星騎手が参加。全体6位。頑張った。

さて、帰るか。
Uberちゃん頼むで。

-支払いが拒否されました-
呼べない。

前記事にも書いた通り、サウジアラビアは電車等ないため移動手段はタクシーしかない。
困った….帰れない。
駐車場整理の兄ちゃんに「帰る手段なくなっちゃった///」と相談する始末。
こういう時、「oh, It's trouble…」と同情はしてくれる親切な国民性なのはありがたい。
10分ほど雑談してたら一台タクシー通りがかったのでそれに乗って兄ちゃんとお別れ。
帰りのほうが混んでいた。只今22時過ぎ。
サウジアラビアは暑すぎるため昼過~夕方から開くお店が多い。故に深夜に大渋滞が起こる。

帰宅。学んだことが多かった
・街中だと放っておいてもタクシー捕まる。というか俺が捕まる。
・12時くらいになるまでは外出ても意味がない。
・競馬場の近くには何もない。

明日が旅行目的本命のサウジカップデー。
そのために改めてUber予約チャレンジして移動手段確保しておこう。
出来た。日中は何だったんだ?
明日の懸念もなくなったし寝るか。
もう着いて15時間くらいになる。いろいろあったし、熱いし疲れた。

続く。


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