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ケープタウン -ZULU-

これは原作を読んでから観た方が、深く理解できるであろう一本で、急ぎ足な感じの展開。出来事に自分の感情を結びつける暇がない。

かなりグロテスクでスリル満載だという評価を先に読んでしまったから、そこまでの衝撃は受けなかった。「スリル」という言葉はちょっと違う気がするけれど、観ている者に恐怖を感じさせたいという意図のある映画ではなく、南アでの現実の一部を切り取って描いて見せるという、どちらかと言えば淡々としたものを私は感じた。

ただ、現実にこういったことは今も起こっている可能性があるため、それを想うと恐ろしい。この星は光と闇、一体いくつの顔を持っているのだろう。

オーランド・ブルームとフォレスト・ウィテカーが、言うまでもなく素晴らしい演技を見せていた。足早な展開だったしハッピーエンドという言葉とは最初から無関係な作品だけれど、二人の演技のお陰で、観終った後ある程度の満足感はある。そしてアパルトヘイトについて、多少なりとも詳しく知っている人なら、また別の感想を持つのではないかな。 



オーランド・ブルームと言えば、完璧すぎるレゴラスの役が好きだ。

「ホビット 決戦のゆくえ」のシーン 強すぎる・・・(笑)


こちらは「ホビット 竜に奪われた王国」の有名な樽シーン


なんだか今日は暴力的なシーンばかりの紹介になってしまった・・・。

次はほんわか幸せに、笑える作品を選ぼうかな。

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