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藤井 風 "Workin' Hard" 初聴きリアクション my first reaction to "Workin' Hard"

最初にその曲を聴いた時の印象って時間が経つと忘れてしまうので、noteに自分が感じたままの印象を書き留めておこうと思う。(敬称はほぼ略しますが、尊敬は行間に散りばめています。)

2023年8月15日に、ファン待望の藤井 風の新曲 "workin' hard" がラジオFM802のオチケンこと落合健太郎さんの番組でラジオ初オンエアされた。初フル聴きの感想は、、、

イントロのところは事前にテレビやTikTokで公開されていたけれど、アナログのレコード盤の上で、針がじりじりと音を立てているようなところから始まるところが印象的で、タイムスリップしたように、その光景が頭に浮かんで意識を持っていかれる。バスケットボールをドリブルしているように聴こえるビートからは、自分が試合に出ていて会場は声援がすごいのに、真の集中の境地に達している自分には、コート上にまるで自分しかいないような静けさを感じているような、そういう情景が脳裏に浮かんで来た。既にWorkin’ Hard の世界に引き込まれて聴きいっていると5秒目から入ってくる力強いビートを引き継いで刻むピアノが渋すぎる。私の中では、藤井 風のカバーアルバムHELP EVER HURT COVER のBack Stabbers & Stronger than me & LOVE ALL COVER ALL のHot Stuff のカバーのイントロを思い出すようなかっこよさ、「うわー」と聴き惚れる間もなく10秒から、エーイ(英語ではなんて綴ったらいい?笑) と入ってくる風ボイスに痺れ、ピアノに畳み掛けるように風色コードが入って、耳が幸せMAX になった瞬間に、すかさずfirst verse が始まるという、

最初の20秒がやばすぎる。

そして、最後まで、やばめ、やばめ、が続くのは言うまでもない 笑

ラップと日本語歌詞と英語歌詞がうまい具合にブレンドされてくるのも素敵だ。肝心のサビ部分は英語歌詞で、世界のリスナーが一緒に歌ったり覚えやすいのも良く考えてあるなぁと思う。英語歌詞だけど、日本人にも意味がわかりやすい耳馴染みの良い言葉、”Workn’ Hard”.  日本のテレビ用のテーマソングなのに、世界に届く音作り。

歌詞がまた、普遍性があって、バスケにもとても相応しいけど、毎日頑張っているけど必ずしも結果が出たり、報われたり、感謝されたりするわけではない現実の中でもがきながら懸命に生きている人たちが共感できるメッセージ。

自分がここのところ体力的にも精神的にもしんどさがピークなので、

“But I know that you're workin' hard" "Wish I could give you a hand" (君がすごく頑張っているのはわかっているよ、僕が助けてあげられたらいいのに)

と言われると、心に沁み入る。自分がほんとにしんどい時って、本当はどうすべきかなんて大概分かってる、わかっているのにそれが思うようにできない、自分との闘いだから苦しいのだから、細かいアドバイスはいらないことの方が多い。ただ見守って欲しい、寄り添って欲しい、理解とサポートの気持ちを示してもらう方がどんなに心強いか、、、なので、今しんどい私には、ど真ん中に来た。かっこいいだけの曲じゃないんだよなぁ、

だから、藤井 風の音楽が好きだ。

聴いている時の自分の心の在り方によっては、涙腺が崩壊しそうなすごい力を持つ歌詞。

「作詞家 藤井 風」を感じる瞬間。ほんとに才能がある人だ。

またここで入ってくるフェイク(即興)が、藤井 風のフェイクが好きでたまらない私としては、聴き惚れポイント。

そしてブリッジの

All we gonna do is to make you happy
All we gonna do is to make you lucky
All we gonna do is
All we gonna do is to make you make you feel alive

の歌詞の耳馴染みが良すぎて、一発で歌詞が入ってくる。

そしてこの歌詞が藤井 風の利他性を顕著に物語っているように感じる。

そして続く “All we gonna do is to make you feel, ah” の

“ah” で少なく見積もっても、100万人ぐらい倒れたよ 笑 

そして
最後のロングトーン!いつまで続くのーーーーーーーーーーーーーー?お見事!

「ボーカリスト 藤井 風」の進化を感じる瞬間。

少しテンポがゆるやかで、途中でメロウなサックスがはいってきたりと、バスケットボールの大会テーマソングとしては、少しおとなしすぎるかなと最初は思ったけど、聴けば聴くほど、自分の中から炎が燃え始めるような、選手の内面にフォーカスした素晴らしいテーマ曲だと思った。

TikTok で最初に音源を4バージョンもリリースするのもダンスをTikTokから仕掛けて行くのも、藤井 風、初の試み。日本のリスナーはもちろんだが、これが海外リスナーにどう受け止められるのか、とても楽しみでもある。

風さん、こんな曲を待っていたよ、じわじわと内側から熱くなる人生の応援歌を、ありがとう。あなたの美しい音楽に感謝。



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