娘の受験2

 娘の受験まで今日を含めて残り21日となった。娘の受験する学校は、かつて自分が受験した学校と同じだ。

 35年近く前のことだ。何でも忘れやすい自分でも、不合格と分かったとき、泣きに泣いたことを覚えている。あの時は本当に辛かった。でも、今となってはあの時の不合格が、間違いなく人生の礎になっているといえる。振り返ると、あの時よくぞ不合格になっておいてよかったと思える。

 不合格後、中学3年間で出来る限りのことをして、合格したヤツらを見返してやろうと思って頑張った。それなりに満足のいく結果だった。が、それ以上に辛い思いをして初めて人は成長するんだなということも分かった。ただ、その後はわりとゆるっとした人生だが…

 でも、その時の辛さがあるから、子どもたちに伝えられることがたくさんある。いま娘の気持ちに火を付けることもできる。パパみたいになるなよ!と。

 ただ、思いの外、直前の娘の成績が悪く、急きょ自分も直前対策をすることになってしまった。なんだか、35年前に巻き戻って、中学受験をもう一回やっているような気分になってきた。あの時の不完全燃焼を35年後に再燃させることになるとはさすがに思わなかった。でも、これもなにかの巡り合わせ。娘と一緒に中学受験にチャレンジ中である!

 (今日はこの辺で)

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